まじくんママのぷち旅ぶろぐ

トミーズツアー旅の編集人がつづる「四季の京都」周辺とたまに帰る「ふるさと富山」のお出かけぶろぐです。

京都:城南宮門前のおせきもち

2007年10月24日 | グルメ・お土産

先のブログで、毎年10月の第3日曜に行われる、城南宮の神幸祭をご紹介しましたが、その城南宮の門前の名物「おせきもち」をご紹介します。

城南宮のあたりは、京都に平安京が造られた時より、その表玄関として大変栄えた場所です。おせきもちは、江戸時代のはじめに、鳥羽街道沿いの茶店で「せき女」という娘が、編笠の形をした餅を、笠の裏に並べて、道行く人に食べさせていたそうです心の美しい「せき女」は、真心をこめて餅をつくり、旅人を慰めいたわったため、たいへん評判になったのが「おせきもち」の由来です。

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もともと茶店のあった場所は、慶応4年(1868)、鳥羽・伏見の戦いで戦場となり、民家も次々と焼き払われたこともありましたが、やがて、昭和7年(1918)、京阪国道の敷設とともに、現在の城南宮の西側に移っています。(写真右上・・・木が茂っているのが城南宮です)

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もとのお店の場所(たぶん・・・)には、支店があります。後ろに写る大きなマンションが、時の流れを感じます。(写真左上)なお、鳥羽・伏見の戦いの始まりの地(鳥羽離宮跡)が、そばにあります。ちなみに城南宮は薩摩藩が布陣した場所で、この離宮跡から小枝橋の幕府軍に対し第1砲が放たれました。離宮跡から小枝橋まで、100メートルぐらいですが・・・。(写真右上:鳥羽離宮跡、現在は公園になっています

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おせき餅は、1個105円です。4個入り、6個入り、10個入りの箱などがあります。また、店内では、おせき餅2個と抹茶セット(780円)もいただけます。

P1050959最近、赤福の問題がテレビに映る度に「あんこのおもちが食べたいな~」と思っていたので、今日の午前中に、本店へ買いに出かけました。コシの強いお餅の上に、丹波大納言の粒あんがのっています。横4センチぐらいの2口サイズです。日持ちはせず、パッケージにも「生の風味を今日中にお召し上がり下さい。明日ではかたくなります。」の文字が書かれています。これなら安心!安全!(^^;)

旅のお土産には適さないですが、南ICのすぐそばなので、ぜひ寄って、食べてくださいね。(駐車場完備)幕末には、近藤勇も立ち寄ったそうです!他のお菓子もあります!

おせきもち http://osekimochi.jp/ 徒歩の場合、城南宮からは1号線にかかる陸橋をわたります。