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まじくんママのぷち旅ぶろぐ

トミーズツアー旅の編集人がつづる「四季の京都」周辺とたまに帰る「ふるさと富山」のお出かけぶろぐです。

第35回京の夏の旅「瑞春院」へ行ってきました!

2010年08月03日 | 京都市上京区

今日は「第35回 京の夏の旅 文化財特別公開」の相国寺へまじくんと行ってきました。【前日ぶろぐ】京の夏の旅は、普段は見学できない文化財が特別公開されます。その後、すぐそばの相国寺の塔頭「瑞春院(ずいしゅんいん)」の特別公開も行ってきました。

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受付(拝観料:大人600円・小学生300円)を済ませ、数々の襖絵とともにご本尊を拝みます。襖絵には、京の夏の旅の看板にもなっている「孔雀の図」などがあります。ここは、作家の水上勉氏が幼少期に預けられた寺です。修業時の水上少年は、厳しい修行の際に寺の襖絵に心慰められます。しかし、とうとう修業に耐え切れず13歳の時に出奔してしまいます。のちに、水上勉氏は、この寺の襖絵を回顧し、小説「雁の寺」を書きますが、晩年、小説の映画化にあたって初めてこの寺を訪ねた時、心慰められた絵が雁ではなく、孔雀だったことに驚きます。しかし、この寺には「親子の雁(がん)の襖絵」も存在していたのです。ただし、その雁の絵は修業僧の身分では入ることを許されなかった上官の間にあり、水上少年は見たことがなかったはずの絵でした。なんだか不思議なお話ですねー。特別公開では、上官の間の「雁の襖絵」も見ることができます。

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方丈の南庭は、室町時代の枯山水の庭「雲頂庭」があります。北庭は、相国寺の開山、夢窓疎石の作庭を取り入れて作庭した池泉回遊式の「雲泉庭」があります。軒先に座って庭を眺めると、涼しげな滝の音が心を落ち着かせてくれます。

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ここには、水滴の反響音を楽しむ「水琴屈」がふたつあります。竹筒から澄んだ音が聞こえます。方丈の軒先で・・・まじくんが相国寺に続き、スケッチ開始です。

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描いていたのは、池です。仕上がりは【お絵かきぶろぐ】にて。まじくんがスケッチ中に、書院や展示物を見ていました。専門のガイドさんが案内してくれます。

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瑞春院 http://www.shokoku-ji.or.jp/shokokuji/tatcyu/zuisyunin.html

「第35回 京の夏の旅 文化財特別公開」 瑞春院

拝観料:大人600円 小学生300円 所要時間:約30分 一般駐車場なし

「第35回 京の夏の旅 文化財特別公開」は以前「祇園閣」【前ぶろぐ】「相国寺」【前ぶろぐ】をご紹介しています。この後は、すぐちかくのおいしいお店をご紹介します。次のぶろぐにて。