黒ラブ ロックが行く

生まれつき肝臓が普通の犬の4分の1しかない、小さい黒ラブと、家族のお話です。

いじめ 最終編

2006年04月02日 | 日記

小学校5年で転校し、友達も沢山でき中学校も楽しく部活、生徒会とめいっぱい頑張っていました。でも2年の3学期に、お腹が痛いと早退してきたのです。先生からの電話で、体操服に画鋲が刺さっていたとのこと。娘に訊くと、何日か前から、上履きや靴の中、机の中や、コートのポケットに画鋲が入っていたというのです。すぐ学校へ行って先生に状況を尋ね、対策、学校でしてもらえることを話し合いました。

こちらからは全校集会を開いてもらい、いじめについて考えてもらうこと。学校での状況を逐一報告してもらうこと。早退遅刻についてはこちらからの連絡無しに娘がしたら、すぐに連絡をもらうことをお願いしました。

全校集会については、学年集会になりましたが、他の事項については先生も全面的にサポートしていただきました。
一週間程早退があったりしましたが、先生と周りのお友達のおかげでなんとが頑張り、3学期の最大の行事である、ホワイトスクールに参加ができました。

中学の時はとにかく先生の対応が良かったのと、友達が全面的にサポートしてくれたのです。上履きを履く前に中を点検してくれたり、画鋲が無いかどうか周りを見てくれたりと、、、。
今社会人になっても(娘はプーだけど)仲良く付き合っています。男子も女子もです。

先生との話し合いの時、
誰だと思います?
たぶんあの子だと思いますが。
名前こそ出ませんでしたが、お互いに解っていました。
一人そうだろうと思う子がいたのです。しかも仲良しで。

理由は、何でもできるから。
合唱コンクールではピアノでクラスを優勝に導き(終わった瞬間に自分で自分の演奏にスタンディングオベーション。もちろん会場の全員もですが。)
弁論大会では、学校を優勝に導き、新聞に顔写真入りで載り、英語の発表会もこなし、生徒会長として学校の行事に取り組み、先生の信頼も厚く(親ばかかもしれませんが本当にそうだったのです。)
体育大会では、リレーの最終走者として頑張り、お勉強も数学以外はできました。
たぶん彼女もピアノ伴奏をしてみたかったでしょうね。でも出来なかったから違う方向へ気持ちがいってしまったのだと思います。

でもみんなのおかげで何とか負けないで頑張り通すことが出来たとき、彼女は最強の女に進化してしまいました。

高校は、難関校と言われるところに何とか入り、生徒会、中国拳法、を極め、大学ではフェンシング、他校の学生らと演劇に勤しみ、入った会社を1年で辞め
”私やりたいことをしなかったら後悔するから、文学座受ける”と宣言し、1000人くらいの中からの60人に無事入り、後は7日の入所式を待つばかり。

”後悔しないように頑張ってちょうだい。おねえちゃん。”