秋になっても秋晴れとはいかない毎日を、あれやこれや、なんだかんだと過ごしていたら、いつの間にか11月も半ばを過ぎていた。
東京に転勤してきた姪のところへ姉が来て、一緒に四国旅行をすることにした。
最初は、ロックを連れて車で行こうと思っていたのだけれど、東名、名神と
一人で運転することに一抹の不安をかんじ、往復は飛行機にした。
幸い娘が休みでいてくれるという。
もちろんもれなく付いてくる夫。
11月8日土曜日。やや晴れ。
午後の便で出発。
私と姉は、ANAのマイル割で、夫はJALの割引でと、別々。
飛行場で2頭のイエローラブが、盲導犬としての勉強中だった。
頑張ってね。
夫の乗ったJALの方には、盲導犬がお仕事をして乗っていたとのこと。
みんな頑張ってね。
君は無理しなくていいから、せめて呼び戻したら帰ってきてねロック。
1日目は、松山の
道後温泉。
日本最古の温泉。
泊まったホテルは、
ルナパーク。
一泊二食で13,125円
ネット割引があったらしい。
食事は、普通の旅館食事だったけれども、松山牛と鯛飯が美味しかった。
あと鯛のお刺身も。3切れだったのがちょっと寂しかったけれど。
ホテルは館内全体が芳香剤のにおいがしてちょっと嫌だった。
館内温泉は24時間入り放題で、温泉好きの私は道後温泉本館に入った後、寝る前に入り、朝3時に目が覚めたので、また温泉に入ってしまった。
道後温泉本館は、国の重要文化財で全館禁煙になっているところで、たばこ吸ってもいいですかというとぼけた夫。
内部は撮影禁止。
入場料は4種類あり
神の湯 400円 お風呂のみ
神の湯2階席 800円
お風呂と休憩所 貸し浴衣 茶菓のサービス有
霊の湯2階席 1200円
神の湯、霊の湯2か所のお風呂と貸タオル浴衣、休憩所茶菓
霊の湯3階個室 1500円
個室休憩所 茶菓(坊ちゃん団子)貸タオル浴衣
神の湯は、地元の共同浴場なのでものすごく混雑している。
さらに、各旅館でも割引券を出したりしているので、ゆっくり入りたいとか思う人は、霊の湯2階席がお勧め。
明治27年の建設なので、古さは許容範囲とするべし。
神の湯は、地元のお年寄りの憩いの場所と化しているので、観光客は少々居心地が悪いかもしれない。
外から見た又新殿。
日本で唯一の皇室専用浴室。
最後に入られたのは、昭和27年に常陸宮さまだそうです。
この写真の向かって一番右側が坊ちゃんの間。
大したものは飾っていない。
坊ちゃんのからくり時計。
40年前の美人姉妹。
坊っちゃん列車なるものがあるのだけれど、残念ながら後ろ姿をちょこっとしか見られなかった。
姉と話していたら夫が、”あれそらほらと”、わけのわからないことを言っているうちに、黒い塊が通り過ぎて行った。
2日目、曇り時々小雨。
松山市内でレンタカーを借り
金毘羅様へ。
駐車場を探していたらいきなり飛び出してきた男の人がこちらですと言うのでついていったら、土産屋の駐車場で、しかも1000円もする。
”高い、こっちというからついて来たのに詐欺じゃん”と言ったら、”じゃあ下のほうに500円のところありますよ”という。
”そっち行く”と言ったら、”700円でいいです。おみせで1500円以上買ってくれたらうどん一杯サービスしますと言う”
夫がここでいいというから仕方なくそこにした。
ちなみに、町営の駐車場は450円で2時間と書いてあった。
ほかの駐車場は、500円だった。
教訓。
値段の書いてない客引きにはついていくな!!
”この杖使ってください”といわれ、いるんかしらと思いつつお借りする。
みやげ物店が両側に並んでいるこんなところに、58,000円の値札をつけた
”明日のジョー”
立て! 立つんだ!! ジョーーーーーー!!
みんなこれを見るとなぜかそういうのよね。という他の参拝客の言葉を背中に聞きながら、。小さな声で叫んでしまう私。
さてさてこれから、のぼるも地獄下るも地獄の金毘羅参りです。
いるの?なんて言ってた杖がさっそく役に立つ。
五人百姓といって、境内唯一営業を許されているお店。
参道の両側にはズーット寄付をした人たちの石が立っていた。
20万円から、金一封まで。この金一封が一番多額らしい。
夫曰く一千万はいってるなあ。
ほかの参拝客も、同じことを言っている人がいた。
旭社。
御本宮。
正面から写真を撮ってはいけないと張り紙がしてあった。
ほとんどの人はここまでで終わり。
姉も、もう無理という。
そこで、下りてきた人にあとどのくらいか聞くと、20分位という。
じゃあ、頑張る。
頑張って上りましたよ。
いけどもいけども階段は終わらない。すれ違う人みんなが、あと少しだから頑張ってという。
杖を頼りに上り上ってついにつきました。
30分は優に超えていた。
あの人は若かったし、男の人だったし。
こっちはもうすぐ還暦も迫っているというのに、同じなわけないじゃん。
上りきった証拠でーーーーす!!
帰りの途中でヨークシャが抱っこされて階段を上がっていた。
土産物屋のうどんはものすごく高かったので、お昼はすぎていたけれど、うどん屋を探した。
来る時に見つけておいたうどん屋さんで、念願の讃岐うどんを食す。
200円也。
安くておいしい。
今晩の宿は、高松市内のホテル。
ドーミーイン高松
一泊5000円、駐車料金1000円、朝食600円。
新しいホテルなのでナビで検索できず、地元のタクシーの運転手さんに聞いて教えてもらった。
いいホテルを探したよ。
部屋にお風呂はないけれど、屋上に、露天風呂とサウナがあった。
最高だね。夜と、朝5時から入ったよ。
夕食はホテルの人に教えてもらった”ふるさと”というお店。
日曜日だったので、ほとんどのお店が休みだったけれど、ここを選んで大正解。
飲んで、珍しいものたらふく食べて12,100円。
ホテルでもらったクーポンを見せての1割引きだったけれど安かった。
お刺身なんか、1cmくらいの厚切り。
しかも、見本は5切れなのに、ちゃんと6切れ3人でケンカしないようにと気を使ってくれたみたいだし。
焼き魚も珍しいのがあって本当においしかった。
なすの煮びたしなんか、今までこんなおいしいもの食べたことないくらいおいしかった。
またまたお酒がおいしかったのよ。
また、高松へ行く機会がったら行きたいお店だ。
明日は徳島。
夫は仕事があるので帰千葉。
四国でたった一匹しか犬を見かけなかった。
びっくりじゃん。