米子 西野ピアノ教室 musica felice

米子市のピアノ教室・・日々思うこと徒然なるままに。
幼児から受験生、大人の方いらしてます。
音楽は心の対話ですね。

佐野洋子さんのこと

2011-01-24 06:48:31 | アート・文化

先週、佐野洋子さんが亡くなった事を知りました。

昨年11月の事だったらしいです。

佐野洋子さんは、私に絵本の凄さを教えて下さった作家です。

皆さんもご存じかと思いますが、「100万回生きたねこ」には本当に感銘を受け、

私の絵本への考えを、全く覆されたと言っても過言ではありません。

「おぼえていろよ大きな木」「おじさんのかさ」・・・うちにもたくさんの本があります。

辛口のエッセイも大好きでした。

鳥取にもいらした事があって、レッスンを休ませていただいて、いそいそとお話の会に行ったものです。

当時結婚していらっしゃった谷川俊太郎氏とご一緒で、著作でも有名な鳥取日赤の医師、徳永進氏との

3人トークは、今でも強く印象に残っています。

若い頃、結婚する友人2人にこの本を送ったことがあります。

10年くらい前に出会った時、子供たちがあの本をずっと読み継いでいる・・・と教えてくれました。

大切に読んでくれて、何よりもの贈り物になった事を知り、とても嬉しかったです。

谷川俊太郎氏が「一人暮らし」というエッセイを出された時、離婚された事を知りました。

結婚された時も、センセーショナルでしたが、離婚も衝撃的でした。

嘘いつわりのない、まっすぐな人。

絵本も、かわいいとか、優しいとか、そういう事を超えて、子供にも、もちろん大人にも、

真実とは何か、人間とは何かを語りかけていたように思います。

改めて、佐野洋子さんの絵本を読み返したいし、皆さんにも広く読んでいただきたいです。

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コメント (2)
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