中学生や高校生になると、将来の夢もだんだんはっきりしてきて、それを実現にするためには
どうしたらいいのか、一緒に考え、悩みます。
でも、これはとても素敵な事で、そのお手伝いができる事は、何て素晴らしい事なんでしょうと思います。
レッスンの時、弾くのはそっちのけで、ディスカッションになってしまう事もあります。
私の力だけでなく、色々な先生方にも相談し、現実的な方向性を模索していきます。
方向性が決まると、後はそれに向かってひたすら努力するだけなので、かえってスッキリして、
顔つきまで変わってきます。
本当に大事なこの成長期の10年ちょっとを、一緒に歩むことができるのは、幸せな事です。
小さい子なら、2~3歳から、あるいは4~5歳から・・・高校3年生ぐらいまで、
今まで何十人では済まされないぐらいの子たちを、見送ってきました。
今の高校生でも、思い返したらあっという間だったように思えるぐらい、
ほんの小さい頃からのお付き合いの子たちもたくさんいます。
それこそドレミから、幼児グループから、小学校1~2年生から・・・
あっという間にみんな大きくなって、立派に育っていきます。
私が新米先生1年生の時からのお付き合いだった生徒さんが、大学も決まり巣立っていく時に、
お母さまからお食事に誘われ、「私1人で育てられなかったと思います。先生のおかげです。」
といって下さった時は、恐縮しました。
その頃のご父兄は、まだ私が若かったので、皆さん年上。。。
そんな方に、そう言っていただくなんて・・・
確かに、その子はとても頭のいい何でもできる子でしたが、個性が強く、お母様も私も手を焼いたことは事実でした。
それだけに、感慨もひとしお。
親子が一緒にいられるのも、そんなに長くはないですもんね。
みんな今はどうしているんでしょうね。
それぞれに、お父さんになったりお母さんになったり、仕事をバリバリやっていたり、色々みたいです。
本当に大切な時期に、音楽をとおしてお付き合いが出来て、ありがたいなぁと思います。
夢の実現のお手伝いができる事も、ほんとうに嬉しいです。
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