神様は、学歴のある方や見栄えのいい方だけではなく、かえって反対の方や弱さのある方々を用いられるのです。
アメリカのムーディーは英語も俗語で、聞いている方が良く分からないと状態でした。
しかし、大説教者として用いられイギリスのケンブリッジ大学で一部の学生のブーイングの中で説教がなされました。
「無教養な者どもが、我々に教えようとやってきたことに対し、発言を停止させたまでだ。」と言う主張に対して、ムーディーは、その夜、祈祷会を開いたのです。
すると次の日、暴言を吐いた学生が悔い改めてきて、後に中国伝道に行きました。
1週間の間に、多くの方々が悔い改め献身し、その中から、たくさんの宣教師が生まれたのです。その中の一人が日本に聖霊の働きを伝えたバックストンでした。
彼に協力したのが、中田重冶で、後に日本ホーリネス教会を作ります。 このあたりは、年内には発売になる予定の「近代キリスト教史・荒野で叫ぶ者の声」に詳しく出ています。
同時代のイギリスのスポルジョンは、身長168cmでずんぐりむっくりした田舎者で、無骨なジェスチャーで話す人でしたが、16歳でメッセージをし、18歳で教会の牧師になり、27歳で、ロンドンに6500人入る教会を作ったのです。
どちらも、高等教育は受けていませんでしたし、マイナス面が多くありましたが、それを補うために逆の奥さんが与えられたのです。
良い妻は、夫を建てあげると言いますが、ジョン・ウエスレーの奥さんは、異常に嫉妬深い人で、彼の髪を引っ張って引きずり回すような人でした。それを思うと、夫を建てあげてくださるのは、神様だと言うことが良く分かりますね。