講壇の貴公子と言われたスポルジョンは、1才半から牧師である祖父の家で育てられました。
6才頃に、親元に帰りますが、2人の妹と、1人の弟が生まれていました。
父親も、牧師をしていましたが、礼拝の賛美の最後の時、スポルジョンは賛美を二回繰り返して歌ったのです。
それは、祖父の教会の習慣であって、父親の教会の決まりではありませんでした。
教会員が驚く中、父親は、今度やったら二度と忘れないムチ打ちをするといいました。
次の週、スポルジョンは、わざと同じことを繰り返しました。
父親は、礼拝の後、彼を連れて森まで歩いて行きました。
森の中で、二人は祈りました。
その帰りに、麦畑を通った時、父親は一本の麦を折って彼の手のひらに乗せました。
これが、忘れることのできないムチだと言ったのです。
それは、彼の心に響いたのです。
感動的なお話ですね。
写真は、我が家のスズランです。