昨日、TVである方が西郷隆盛の写真を紹介していました。
彼は、写真嫌いだったと言われており、一枚も写真がないと言うのが定説です。
西郷に一度もあったことのないエドアルド・キヨソネが、弟の西郷従道と従弟の大山巌の顔を合成して描いたものが一番有名です。
キヨソネは、近親者からいろいろ聞いて描いているので、全く似ていないと言うこともないと思います。
キヨソネは、明治天皇の肖像画も描き、この二人の絵は、日本人に刷り込まれています。
その絵をもとにしてできたのが上野の西郷隆盛の銅像ですが、除幕式の時、奥さんが「うちの人は、こげん人じゃなか!」と言ったのは有名な話です。
また、幕末時代、宣教師フルベッキと撮った集合写真の中にごつい人がいますが、それが西郷だとよく言われますが、昨日の方もその写真を西郷隆盛だとおっしゃっていました。
この写真のまん中に写っている人です。
もう一枚、同じ人が一人で撮った写真がありました。
また、西郷の影武者・永山弥一郎にも、似ていると言うので永山の写真も見せていました。
この中には、勝海舟や明治天皇だと言われる写真も載っていますが、眉唾だなーと個人的には思っています。
ところで、「八重の桜」での西郷隆盛は吉川晃司が演じていますが、初め今までのイメージとは違い過ぎると思っていました。
しかし、フルベッキ写真が、本当の西郷隆盛だったら、意外に近いのかなーとも思うのですが・・・。
江戸時代の西郷の人相書きを見ると、キヨソネの絵も結構似ていますよ。
果たして、真実はいかに。
写真は、フルベッキ写真から撮ったものです。(写された幕末・明石書店より)
この写真の大きな物が長崎の歴史文化博物館の入口の壁一面に貼ってあります。
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