夕べTVで肺がん治療中のキャスター筑紫哲也氏と仏教文学をたくさん書いておられる梅原猛氏の対談がありました。
筑紫氏の紹介で、学生達の前で、梅原氏は、親鸞について語っておられました。
親鸞が言う悪人こそ救われていると言う悪は、親殺しのことを言っているというものでした。
最近、親鸞の家系が分かり母方のお父さんは、源氏の本流で親を殺した方だと分かったそうです。
ところで、梅原氏の書かれた「隠された十字架」は非常におもしろいですが、かなり霊的な攻撃を受けます。法隆寺の奥にあった厨子は、それを開くと地震が起き寺が滅びると伝えられていましたが明治17アメリカ人のフェノロウサが政府の許可を取ってそれを開けさせたのです。
当然、僧たちは逃げましたが、地震は起きなかったのです。
そこから出てきたのが布に包まれた救世観音像でした。
その顔は、それまでの仏像とは全く違い、生きた人間に近い顔をしており、聖徳太子の顔だと言われています。
ところが、レントゲンで見ると頭と心臓などに太い釘が打ちつけてあったのです。つまり、聖徳太子の家系を葬った者達が彼がたたって出てこないように怨霊封じをしたのではないかと言う内容です。
この救世観音像は、写真を見ただけで気持ちが悪くなりますが、明治の初めの歴史写真集を見ると、得意満面のフェノロウサとともに写っています。
多くの寺や神社は殺したり、失脚させた側が、恨みを恐れてたたらないようにといって建てています。その代表が菅原道真の太宰府天満宮です。
道真が学者だったので、今は、学問の神様にされていますが、奇妙な話ですね。
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