人がみな桜色の空を愛でるとき
秘め事のようにシャガの花咲く
千鳥が淵は桜の名所。
みんな空を見上げるかお堀に映る影を見るか。
私もいままでそうだった。
なるべくいい場所で、枝振りのいい桜を撮ろうとしていた。
ある日ふと気づいた。
遊歩道ができてから、その角(ほとんど隅っこ)と車道との間にある花壇に、この白い花が植えてあったのだ。
名前も知らなかった。
鷺草かな、と勝手に思っていた。
あとで調べてみたら「著莪(しゃが)」という名で、あやめ科、学名はIris japonica。「Iris」というのはギリシア語では「虹」という意味だそうだ。
この写真は普通の(?)著莪だけど、ピンク色のは「姫著莪」という。
これから千鳥が淵は新緑の季節。
こんどは道端にはどんな花が咲いているのだろう。
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