ちょこっと本音

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心の声をちょこっと文字に。

復活!(その1/永遠物語)

2013年04月15日 | 観劇徒然草

この二週間ブログから離れている間に、私には二大事件が起こりました。
一つは宝塚大劇場へ1泊2日で行ったこと。
もう一つは引っ越しがほぼ完了したこと。

まずは宝塚から。
母がまだ生きている時から、4月6日に宝塚へ行くことは決まっていた。
ショーちゃん(榛名由梨さん)の「永遠物語」を観に行くことになっていたのだ。
ただ、母をひとりにできないので、日帰りするつもりでいた。
それが、母が急に逝ってしまったので、1泊して大劇場公演も観ることにした。

引っ越しの荷物を作りながら、旅行の準備。
何がなんだか、どれがどちらかわからないほど・・・・。
こんな忙しい最中、気分転換に行って来いと言ってくれた弟に感謝。

新幹線でいざ、宝塚へ!!

この公演はショーちゃんの舞台生活50周年記念公演でもあり、またこのような作品が宝塚でもできるという、とても素晴らしい作品なので、絶対観るつもりでいた。
ショーちゃんは東京を引き払い、これからは関西で仕事を続けるという。
宝塚を最初に見たのは、ショーちゃんのクラシカルメニューだった。
だから私にもある意味、区切りの作品になるかもしれない。 

ストーリーは岩下俊作の「富島松五郎伝」で、小倉生まれの玄海育ち~。
の松五郎が、ふとしたことで知り合った吉岡家の用心棒のような立場にいながら、吉岡夫人(後に吉岡大尉と死別)に、無償の愛を貫くというものだ。
身分違いだから、しょうがないと言っても心は隠せない。
乱暴者だから嫌いだと、敏雄(吉岡家の長男)に言われても、その哀しさをぶつけるところはない。
そして、ひとり雪の日に寂しく死んでしまうのだった。
後から貯金通帳が見つかり、松五郎は吉岡夫人と敏雄にそれぞれお金を残していた。

もうこのあたりから涙、涙・・・・。
無償の愛、私が両親から受けたのも無償の愛。
でも、私は誰にも返すことができない。

この作品には宝塚のOG以外に、OSKや劇団ひまわりの青年部、花柳寿楽さんは振付以外でも成人した敏雄を演じた。
みんながひとつになって作り上げた舞台。
だれが宝塚で、誰が男性で・・・という区切りもなく、一体になっていて、素晴らしい舞台だった。

また、初演を観ている昔のお嬢さんたち(私も含めて)も、大勢おしかけ、懐かしい人々に会えた。
夕食をともにしながらの昔話は限りがない。
今の宝塚では、こういう作品はできないかもしれない。
もし、外の舞台でやったならば・・・・・。
松五郎は勘九郎クン、吉岡夫人は七之助クンの兄弟コンビがいいかもしれない。
これは作品も素晴らしいので、外でもぜひ、演ってほしいと思った。

久しぶりの同窓会気分で、ちょっぴり元気を取り戻せたような気がした。

 

 

 

 

 

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