会社近くの書店が倒産した。
そういえば、行くたびに棚の本が少なくなり、すかすかとしてきたり、新刊が入っていなかったりした。
「取次店から入荷がないため」との表示があったが、ついに・・・・・。
ポイントためていたのになぁ。
高田馬場は早稲田大学があるところ。
そんな学生街なのに、書店がなくてもいいのか。
と思ったら、学生は生協で買うらしい。
しかし、救いの神はあり。
神保町にある書店が入ることになった。
ここの書店は、可愛いしおりとカバーで有名な店なのだ。
一安心。
家の帰り道の大きな駅で、乗り換えついでに本を買っていこうと思った。
会社近くの書店が新しくなるのは3月10日以降だから、それまで「本欠乏症」になってしまう。
私から本を取り上げると、きっと禁断症状が出ると思う。
どうしても買わなくては、と意気込んで行った。
ところが・・・・。
目的の書店へのエレベーターのところに、「2月14日で閉店しました」の張り紙が!
ここは地元の老舗なので閉店とはよっぽどのこと。
どうしよう。
少し遠い書店へ行こうかと歩き出したら、マルイ店のなかに書店が入っている看板があった。
マルイの中でも何軒か書店が入れ替わったので、期待もせずに行くことにした。
地元の書店ではなく、東京のチェーン店。
結構広い。
慣れない書店なので、どこに何があるのかわからない。
それでも本にたっぷりひたり、新刊を含めて2冊買うことができた。
BOOK OFFやアマゾンなどが台頭してきたし、図書館で借りる人も増えた。
そのため書店が倒産の危機にあってしまう。
書店は利幅の薄い商売だから大変だと思う。
でも私が小さい時は、書店の娘に生まれたいとも思ったことがあった。
電子BOOKなどを読んでいる人も増えたけれど、やっぱり紙で読みたい。
これからも、私は図書館では借りないし、BOOK OFFにも行かないだろう。
新刊の紙の匂いが好きだから。