学生時代はよく通った図書館だけど、
お勤めをするようになったら図書館で本を借りなくなった。
読む本は買うようになったから。
気に入った本は自分のものにしたいから。
だから本はあふれ、引っ越しのたびに束で処分。
最近は通勤の時に読むので文庫本がおおい。
それらが一部屋を占領中。
それが昨日、初めて図書館で本を借りようと思った。
それは近くに書店がないから。
いつも本は会社の近くの書店で買っていた。
テレワークになってからそこへも頻繁にいけないし、書店はちょっと足を延ばさなければいけないところにしかない。
また、前の会社の社長の言葉が魔法のように私をしばっていた。
それは
「出版人たるもの本を借りるべからず。本は買うべし」
図書館は敵だ。
とまでは言わなかったけれど、図書館で本を借りる人が多くなると
書店で本が売れなくなる。
出版関係に努めているものは、少しでも書店の売り上げに協力しよう、ということなのだ。
それをずっと守っていたけれど、書店がなければ借りるしかない。
初めての図書館。
地元のそんなに大きくないところだし、ハードカバーが多いけれど
ちょっとワクワクする。
初めてカードを作って借りた本。
私が以前よく読んでいた宇江佐真理さんの本と、タイトルと装丁にひかれた本。
通勤にはちょっと重いし大きいけど、家で読むにはいい。
新刊も予約ができるらしい。
これからの新しい生活は、家で本を読む。
図書館、利用しよう!
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