予備知識もなく、期待もなく観に行ったこの公演。
いい意味で裏切られた。
最近、がっかりして帰ることの方が多かったのだが、この「舞音」は久しぶりによくできていた。
予備知識もなかったので、「真実の心」が最初わからなかったが、これがあるために、より一層芝居に深みが出たと思う。
原作は、いわずとしれた「マノン・レスコー」。その舞台を、20世紀初頭のフランス領インドシナに舞台を置き換え、ベトナムの独立戦争と、主人公シャルルとマノンの悲恋物語をアジアを舞台に繰り広げる。
今回はシャルルの「真実の心」を演じたコがよかった。
ダンスが素晴らしい。表現力もいい。
この組は、歌もいい、ダンスもいい。それぞれが自分の役割をよく理解して演じているのがいい。
トップ娘役も最初は娼婦っぽくみえるのだが、愛を知ってからの雰囲気が少女のようで初々しかった。
そのため、最後のシーンには涙さえ出てくる。
植田先生の演出がそこここで光り、楽しませてもらった。
ショーも期待しなかったのだけど、久しぶりに楽しいショーだった。
客席にタンバリンをくばり、ショーのところどころで、観客も参加する形が新しい。
本当に、歌もダンスもよく、衣装も素晴らしく、昨今、近未来的なものが多い中、私にもわかるショーでこちらも十分に楽しませてもらった。
最後のエトワールは男役だったが、1公演1回しか観ない私は初めてだった。
久しぶりの歌える男役に、また楽しみが増えた。
だから宝塚は(観るのを)やめられない。
宝塚のお雛様
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