著者の磯野さんは、この章の締めくくりに「あなたは大人になっていい」と書いています。
私はもう40過ぎですから、「かわいい」なんてもう無縁といいたいところやけど、この呪いには実に巧妙に取り込まれてるわ。
「あのお婆ちゃん、かわええな」とか、使うことありませんか?
そうありたいって考えること、あるねん。「かわいいお婆ちゃんになりたいなあ」
チコちゃんでな、電話に出るとき何で高い声出すか?っていうの、あってんやん。
「はいもしもし〜」のとき、ワントーン高い声になるやん。
あれな、相手を安心させるため、らしいねん。
自分はちっさい子どもやで、あなたに何も危害を加えません、っていう表現らしい。
は?って思ってたら、次、納得。
日本人と外国人に、高い声のアナウンスと、低い声のアナウンスを聞いてもらって、どっちに好感度持つか?ってアンケートとってんて。
日本人はほとんど、高い声。
優しそう、って。
外国人はほとんど、低い声。
落ち着いていてプロフェッショナルで安心するって。
これこれ。
日本人は、プロフェッショナルじゃなくて、アマチュアが好きやねんわ。
プロフェッショナルが、こわいねん。
ホンマは読めるのに読めないフリする、紫式部の子孫やもん。
私は無力です
子どもと一緒です
だから
あなたを決して脅威に晒さない=安心させてあげる
…
「大人になっていい」
今日一日。