ママラボ➕(ぷらす)

摂食障害からの回復を目指して 月一zoomで12ステップミーティングをしています 次回は2021年9月26日

コンテスト

2022-12-23 11:43:00 | 日記
この後の文章で、彼女は「例のダイエットコンテスト」の審査員について言及している。これ、マイクロダイエットというダイエット食品のコンテストだったはず。ビフォーアフターでどれだけ痩せて変身したかを競うものだったはずで、この審査員をしていたというのが、非常に示唆深い。そしてそこで話は終わらない。彼女は「女たちを評価するコンテストの審査員が圧倒的に男ばかりであるのは、おかしい。せめて男女半々にすべき」と主張しつづけたにもかかわらず、会社側は聞く耳持たず、あげく、彼女がデリヘルで働いたことがわかると審査員役を剥奪した。

私は「どれだけ痩せて=キレイになって、幸せをつかんだか」を「主体的に」競わせてさらにそれを「宣伝」に使う資本主義は、もはや病理としかいいようがないと思っている。

そこに自覚的に関わり、のっかり、主張し、切り捨てられた彼女のアクションはやはり、すごいと思う。

今日一日



第三章4.

2022-12-22 10:29:00 | 私という病
p122
私は、女たちが好きだ。たったひとりで頑張って働く女も、主婦という孤独な立場で必死に踏ん張っている女も、道に迷ってへたり込み絶望している女も、泳ぎ続けてないと死んでしまう魚みたいに暴走し続ける女も、すべての女が私だから。私は、私を救いたいのよ。

p124
…下の世代の女たちはもっと醒めている。自分を救ってくれるのが王子様なんかじゃないことに、薄々気づいているから。自分を救うのはあくまで自分自身であり、その際に力になってくれるのは自分と同じ地獄に暮らす女たち(いわば自分の分身)なんだと、彼女たちは心のどこかで悟っているのだ。

第三章2.

2022-12-20 15:34:00 | 私という病
p107
一方、男たちの騒ぎ立てぶり(p106 揶揄と侮蔑の薄ら笑いに満ちたもの)に比べると、不思議なことに女たちからの批判や軽蔑はそれほど表立って見えては来なかった。…何通か、共感を表明する手紙すら、女性読者からはいただいた。


p112
「おまえが悪いんだぞ。俺を誘惑したんだからな」