★パプリカ
時は近未来(?)
DCミニという小型機器で人の夢に入り込み、
人の心を治療する女性・千葉敦子とパプリカの物語
でいいのでしょうか?
冒頭数分から「?」「?」「?」の連続ですが、更に
夢のような展開が続きます。
それはまるでデジャヴのような。
この場面が『インセプション』によく似ているんですが
ノーランは『パプリカ』を見たのでしょうか?
『ブラックスワン』も『パーフェクトブルー』と似てる
とか言われたそうですが、どうも違うみたいです?
ですが監督本人は今敏監督に会った事がある
そうで『パーフェクトブルー』のリメイク権を
得たとか?
それなら今敏監督凄しです!
凄いんですが日本の優秀な作品が海外に流れてるようで
いろいろと複雑です…(^-^;)
劇中映画館に『史上最大のショウ』『ターザン』
『ローマの休日』の看板がありましたが全部まだ
見た事はありません。
『史上最大のショウ』はサーカスの映画だったはず
なので冒頭のサーカスのシーンはそこから取られたと
思います。
■パプリカと千葉敦子さん♪
ところでパプリカと千葉敦子さんは別々の存在で、
クリーミーマミみたいにイコールではないんですね。
今敏監督は、自分が今までやってきたテーマとして
二重性というのをもっとやってみようとして原作とは
違う解釈でパプリカと千葉敦子のふたりを分けたようです。
途中から黒幕がなんとなくわかりますが、
(意味深に出ているので)最初、黒幕の声は、川久保潔さん
(お願いサミアどん)かと思いましたが江守徹さんでした。
そういえば声似てるなぁ~。
私のサイトの主張としてHなシーンは肯定するという
のがあります(笑)
パプリカが蝶の標本のように釘づけにされ男の手が
ずぷぬぷと埋まり、こねくりまわしながらパプリカの真下から
段々手が上に上がり、胸元へ、そしてパプリカの仮面(?)を
剥がし、敦子さんを裸にしてしまいます。
私は理知的でスーツが似合う敦子さんが好きです。
素敵な大人の女性という感じがします。
機能的にまとまった髪型、睥睨するような眼差し、
それでいて赤い唇。
そんなキツめの顔立ちの敦子さんが裸になるとは思っても
みなかったので嬉しいです。
しかも二回。
パプリカもカワイイですよ。蟲惑的な表情、千と千尋の
「よきかな~」を連想するようなテクニック。
コスプレによって変わる無邪気な顔、妖精が一番かわい
かったですね。
敦子さんと違い恋愛の押しは強そうで後半ぐいぐい敦子
さんを押します。
そして敦子さんが実はツンデレであった事もわかりますw
パプリカは面白かったですが、
フランスで好評だったとか進化するジャパニメーションとか言うな。