まさおさまの 何でも倫理学

日々のささいなことから世界平和まで、何でも倫理学的に語ってしまいます。

信夫山登山

2010-06-07 14:25:57 | がんばらないダイエット
昨日はとてもいい天気だったので、久しぶりに市内をのんびり散歩しました。
あらかじめVAAMを飲んでおくのを忘れてしまったのが悔やまれますが、
MBTを履いて午後2時にスタートです。
どこに行くという当てがあったわけではないのですが、
昼食がまだだったので、万が一途中で美味しいソバを食べられるといいななんて思いながら、
いちおう信夫山を目指します。
信夫山の中腹に 「御山角屋」 というお店があるからです。
ただしHPで調べてみると、お昼のオーダーストップが2時半ですので、
間に合うかどうかはビミョーなところです。
まあ、散歩が主で、ソバは従ですから、間に合えばラッキーというくらいのつもりで、
ユルユルと向かうことにしました。

我が家を出てまずは県庁通りを目指してまっすぐ東に進んでいきます。
この通りがけっこうステキで、歩道の車道側のところに点々と花壇が作られていて、
それぞれにテーマを設けて色とりどりの花が植えられています。
初めて目にするような、茎も葉もうぶ毛で覆われている、
まるで動物かぬいぐるみのような植物などもあって、
いちいち足を止めてじっくり観察したり、触ってみたりしながら歩いていきますので、
もうその時点でソバは完全にあきらめていました。
しかし県庁通りに入ると、そういう楽しみも少なくなってきて、
順調に北に向かって歩いていきます。
信夫山に到着し坂を上り始め、かつてメーデーの集会に使われていた広場も越えて、
「御山角屋」 のところまで到着したときは14時32分でした。
本当にビミョーなタイミングになってしまいましたが、
いちおうトライしてみると快く迎えてくださり、
おかげさまで笙幻ソバ、更科ソバ、藪ソバの三種盛りにありつくことができました。

信夫山というと先ほど通り過ぎてきたメーデー広場か、
この 「御山角屋」 までしか来たことがありませんでした。
それよりもさらに上があるということは知っていましたが、
特に用もないのでそれ以上、上を目指すということはしたことがなかったのです。
メーデーの場合はすぐに下山して 「珍萬賓館」 に向かわなければなりませんでしたし、
「御山角屋」 に来るのはたいてい夜で、クルマでここまで来て、
ソバ懐石をいただきながらお酒を飲んでしまい、帰りは代行というのがいつものパターンでしたから、
これより上に行くという機会がなかったのです。
しかし今日は散歩が主ですから、さらに高みを目指すことにしました。

随所に掲げられた看板によると、第1展望台や第2展望台をはじめとして、
羽黒神社や黒沼神社等々、見るべきポイントが盛りだくさんのようです。
しかし、「御山角屋」 から先はさらに勾配がきつくなっていきます。
最初から登山するほどの覚悟で来ていなかった私たちとしては、
とりあえず一番近そうな第1展望台を目指すことにしました。
木が鬱蒼と生い茂り、その隙間から垣間見える福島の街並みがどんどん小さくなっていきます。
MBTを履いているからということもあるかもしれませんが、
道の傾斜が太ももの裏側にけっこう来ます。
気分は完全に山登りなんですが、残念なことにクルマの往来が激しくて、
そこはやっぱり街中のお散歩コースなんだな、という感じでした。

看板の表示によれば大したことのない距離と思っていたのですが、
第1展望台まではけっこうかかってしまいました。
ところが、やっとの思いで着いてみると、展望台と呼ぶにはちょっと寂しい感じで、
見晴らしもそれほどよくありません。
まわりを見渡してみると、150m先に薬師の峯展望デッキがあるという表示を見つけました。
せっかくなのでそこまで行ってみることにします。
ところが、ここから先は本当に山登りっぽい感じで、
舗装道路はなくなり、階段もなくなって、岩や木の根を踏みしめながら進まなくてはなりません。
たったの150mとはいえ相当ヘヴィーな道のりでした。
幸いなことに30~40mおきに 「薬師の峯展望デッキまであと○○m」 という掲示が出ていますので、
なんとか最後まであきらめずに登り切ることができました。
着いてみると、それほど広い場所ではありませんが、第1展望台よりもはるかに見晴らしがききます。
信夫山から北の方を見下ろす感じで、山形新幹線や国道13号線が見えます。
冒頭の写真がそれですが、「あっ、ヤマダ電機だ」 とか 「おお、サティが見える」 だの、
ふだん見慣れた景色の鳥瞰を楽しみました。
表示によると、標高225m。
これだけの高さを自分の足で登ってきたのかという感慨と、
これだけ登ってもまだたったの225mなのかという割り切れなさとを感じつつ、
展望デッキを後にしました。

帰りは途中から分かれ道のほうに進み、
なだらかな下り坂をゆっくり県立美術館のほうへ下っていきました。
けっきょく家に帰り着いたのは17時。
ソバを食べていた30分を除いて、約2時間半のロング・ウォーキングでした。
今回もちょっとがんばってしまいました。
この努力がしっかりと数値に現れてくれることを期待しながら、
美味しくビールを飲み干したのでした