年を取ってくると若かった頃とはいろいろ変わってきます。
もうだいぶん前に症状が現れていたものもあれば、
本当につい最近始まったものまでさまざまですが、
48歳男性はどんなことができなくなってきているのか列挙してみましょう。
記憶力が悪いというのは、私の場合、老化によるものというよりも、
若い頃からもともとそうだったように思います。
そのため受験勉強とかも苦労しましたし、
物忘れもひどく、同じ話を何度もしてしまうというのも若い頃からの特徴です。
人の名前を覚えるのも苦手で、塾で教えている頃から生徒の名前を覚えるのが大変でしたが、
最近さらにひどくなってきていて、
例えば、相馬看護学校の1期生の頃には、2週間かけて座席表を使って覚えれば、
少なくとも 「哲学」 の講義が終わるまでの2ヶ月間くらいはちゃんと覚えていられたのに、
今回の8期生のときには、一度覚えたはずなのに何週間後かにもう忘れているとか、
ある人と別の人とを混同してしまうということが生じていました。
福島大学のなかでは、名前どころかもう学年すら覚えられなくなってきていて、
久しぶりに4年生に会うと、卒業生と勘違いしてしまったり、
逆に、卒業生と学内でばったり出会っても、
すでに卒業しているということがわからず、
「どう? 卒論進んでる?」 などと話しかけてしまったりしています。
これからますます記憶力が失われていくと考えるとちょっと憂鬱になってしまいます。
おかげさまで髪の毛はまだ記憶力ほど失われてはいませんが、
白髪は若い頃からありました。
30代半ばくらいまでは見つけるたびに抜いて対処してきましたが、
これ以上抜いたらそれこそハゲてしまうくらいに白髪が多くなってしまい、
その後は 「ビゲン香りのヘアカラー」 で染めるようにしています。
問題は最近、頭髪以外の部分にも白髪が出始めているということで、
鼻毛 → ヒゲ → 陰毛 → 眉毛 という順番で身体中に増殖しているのが恐怖です。
男性にしては肌つやがいいと言われるほうですが、
最近ではやはりお肌の乾燥がひどくなってきていて、
保湿クリームなどが必要になってきています。
顔に水がかかったり、前髪が触れたりするのが耐えられない体質ですので、
顔にあのぬるぬるのクリームを塗るなんて身の毛もよだつほどイヤなのですが、
そうも言っていられないようになってきました。
近頃ではシミなどもできてきました。
また、お酒を飲んだり、ちょっと暖かい部屋にいると、
顔が赤くなるようになってきました。
昔はいくら飲んでも顔には出ず、
青白いまま誰にも気づかれないうちにイッてしまっているということがよくあったのですが、
お酒を飲んで顔に出るようになったというのは、いい変化かもしれません。
以前に書いた、満腹感を感じるようになり小食になったというのもプラスの変化でしょう。
酒量も減りました。
激減といっても過言ではありません。
それもよいことなのでしょう。
さらに最近では肩が凝るようになってきました。
これまで肩こりを感じたことがなかったのです。
しかし、美容院とかで揉んでもらうと、「そうとう凝ってますねぇ」 とよく言われたので、
肩が凝らないのではなく、
肩は凝っているのにそれを感じ取れていなかったということだったのでしょう。
だとすると、肩こりを感じることができるようになったというのは、
動物として喜ぶべきことなのでしょう。
あと最近では早起きできるようになってきました。
かつては午前中は極力、大学には行きたくないと思っており、
実際になかなか起き出せず、けっきょく午後になってから、
途中でブランチをどこかのお店で食べてユルユルと出勤するなんていう日々が続いていました。
ところが、このところ前期なんて1時間目の授業が入りまくりですが、
まったく問題なく7時35分の電車に間に合ってしまうのです。
それどころか、6時にかけた目覚まし時計が鳴るよりも先に目が覚めてしまったりします。
自分がこんな人間になれるなんてまったく思っていませんでした。
酒量が減ったというのも関係あるのでしょうが、
朝スッキリ目が覚めると、1日快調に働けるものです。
これはもう 「できなくなったこと」 ではなく、
完全に 「この歳になってやっとできるようになったこと」 ではありませんか。
老化バンザイ
ってなもんです。
こうして見てくると、いいこと悪いこと半々ぐらいでしょうか。
48歳ぐらいというのは一方で老化が始まりつつ、
他方ではまだ成長も続けている最中ということなのでしょうか。
まだまだ 「私はもうできない、にもかかわらず私は存在する」 の神髄を体験できる歳ではないのでしょう。
その恐怖はこれからゆっくり始まるのだろうと思います。
しかし、例えば、食後には必ず歯のあいだにものがつまる、だとか、
小さな文字にピントをうまく合わせられず読みにくい、だとか、
(ド近眼だったおかげでまだ老眼が完全に現れてはいないようですが、
だいぶ危なくなってきました)
日常で困ることがだんだん増えてきていますし、
それになによりも、このところ彼の元気が目に見えて衰えてきていて、
これは恐怖の二文字以外のなにものでもありません。
石原先生の教えを実践して 「まだできる」 をなんとか維持していきたいと思います。
もうだいぶん前に症状が現れていたものもあれば、
本当につい最近始まったものまでさまざまですが、
48歳男性はどんなことができなくなってきているのか列挙してみましょう。
記憶力が悪いというのは、私の場合、老化によるものというよりも、
若い頃からもともとそうだったように思います。
そのため受験勉強とかも苦労しましたし、
物忘れもひどく、同じ話を何度もしてしまうというのも若い頃からの特徴です。
人の名前を覚えるのも苦手で、塾で教えている頃から生徒の名前を覚えるのが大変でしたが、
最近さらにひどくなってきていて、
例えば、相馬看護学校の1期生の頃には、2週間かけて座席表を使って覚えれば、
少なくとも 「哲学」 の講義が終わるまでの2ヶ月間くらいはちゃんと覚えていられたのに、
今回の8期生のときには、一度覚えたはずなのに何週間後かにもう忘れているとか、
ある人と別の人とを混同してしまうということが生じていました。
福島大学のなかでは、名前どころかもう学年すら覚えられなくなってきていて、
久しぶりに4年生に会うと、卒業生と勘違いしてしまったり、
逆に、卒業生と学内でばったり出会っても、
すでに卒業しているということがわからず、
「どう? 卒論進んでる?」 などと話しかけてしまったりしています。
これからますます記憶力が失われていくと考えるとちょっと憂鬱になってしまいます。
おかげさまで髪の毛はまだ記憶力ほど失われてはいませんが、
白髪は若い頃からありました。
30代半ばくらいまでは見つけるたびに抜いて対処してきましたが、
これ以上抜いたらそれこそハゲてしまうくらいに白髪が多くなってしまい、
その後は 「ビゲン香りのヘアカラー」 で染めるようにしています。
問題は最近、頭髪以外の部分にも白髪が出始めているということで、
鼻毛 → ヒゲ → 陰毛 → 眉毛 という順番で身体中に増殖しているのが恐怖です。
男性にしては肌つやがいいと言われるほうですが、
最近ではやはりお肌の乾燥がひどくなってきていて、
保湿クリームなどが必要になってきています。
顔に水がかかったり、前髪が触れたりするのが耐えられない体質ですので、
顔にあのぬるぬるのクリームを塗るなんて身の毛もよだつほどイヤなのですが、
そうも言っていられないようになってきました。
近頃ではシミなどもできてきました。
また、お酒を飲んだり、ちょっと暖かい部屋にいると、
顔が赤くなるようになってきました。
昔はいくら飲んでも顔には出ず、
青白いまま誰にも気づかれないうちにイッてしまっているということがよくあったのですが、
お酒を飲んで顔に出るようになったというのは、いい変化かもしれません。
以前に書いた、満腹感を感じるようになり小食になったというのもプラスの変化でしょう。
酒量も減りました。
激減といっても過言ではありません。
それもよいことなのでしょう。
さらに最近では肩が凝るようになってきました。
これまで肩こりを感じたことがなかったのです。
しかし、美容院とかで揉んでもらうと、「そうとう凝ってますねぇ」 とよく言われたので、
肩が凝らないのではなく、
肩は凝っているのにそれを感じ取れていなかったということだったのでしょう。
だとすると、肩こりを感じることができるようになったというのは、
動物として喜ぶべきことなのでしょう。
あと最近では早起きできるようになってきました。
かつては午前中は極力、大学には行きたくないと思っており、
実際になかなか起き出せず、けっきょく午後になってから、
途中でブランチをどこかのお店で食べてユルユルと出勤するなんていう日々が続いていました。
ところが、このところ前期なんて1時間目の授業が入りまくりですが、
まったく問題なく7時35分の電車に間に合ってしまうのです。
それどころか、6時にかけた目覚まし時計が鳴るよりも先に目が覚めてしまったりします。
自分がこんな人間になれるなんてまったく思っていませんでした。
酒量が減ったというのも関係あるのでしょうが、
朝スッキリ目が覚めると、1日快調に働けるものです。
これはもう 「できなくなったこと」 ではなく、
完全に 「この歳になってやっとできるようになったこと」 ではありませんか。
老化バンザイ
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こうして見てくると、いいこと悪いこと半々ぐらいでしょうか。
48歳ぐらいというのは一方で老化が始まりつつ、
他方ではまだ成長も続けている最中ということなのでしょうか。
まだまだ 「私はもうできない、にもかかわらず私は存在する」 の神髄を体験できる歳ではないのでしょう。
その恐怖はこれからゆっくり始まるのだろうと思います。
しかし、例えば、食後には必ず歯のあいだにものがつまる、だとか、
小さな文字にピントをうまく合わせられず読みにくい、だとか、
(ド近眼だったおかげでまだ老眼が完全に現れてはいないようですが、
だいぶ危なくなってきました)
日常で困ることがだんだん増えてきていますし、
それになによりも、このところ彼の元気が目に見えて衰えてきていて、
これは恐怖の二文字以外のなにものでもありません。
石原先生の教えを実践して 「まだできる」 をなんとか維持していきたいと思います。