まさおさまの 何でも倫理学

日々のささいなことから世界平和まで、何でも倫理学的に語ってしまいます。

初めて尽くしの 「てつカフェ」 終了!

2011-10-26 08:01:20 | 哲学・倫理学ファック
ご報告が遅くなってしまいましたが、
22日の 「てつがくカフェ@ふくしま 特別編」 無事 (?) 終了いたしました。
「特別編」 と銘打っただけあって、今回は初めて尽くしでした。
なんといっても福島ビューホテルの披露宴会場を借りてしまったわけですから、
いつものような15~6名程度というわけにはいきません。
みんなでじっくり話し合うには20名弱ぐらいというのはちょうどいい規模なのですが、
今回の会場でそれくらいの集客では、すきま風が吹くことになってしまいます。
今回は恥も外聞も捨て去って、私のゼミ生や授業を取っている学生さんたち、
前期に必修の授業を取ってくれた院生の皆さんに、
脅しにも近い勧誘をかけてしまいました。
せっかくの休日を私のために割いてくださった学生や院生の皆さんに、
心から感謝申し上げたいと思います。
また、私の苦境を知っていろいろな方に声をかけてくださった院生もいらっしゃいます。
本当に有り難いことと思いました。
どうもありがとうございました。
おかげさまでなんと参加者は計50名 (世話人含む)!
きらびやかな部屋に負けないくらいのリッパな会になりました。



このうちゼミや授業関係で来てくれた学類生は17名。
院生は2名。
院生が勧誘してくれた方が7名。
これだけでもう26名です。
この方々がいらしてくれなかったらと思うとゾッとしますが、
しかし、別の見方をするならば、
動員されたわけでもなく参加してくださった方が20名近くいらっしゃるわけです。
たいへんに有り難いことだと思います。
やはり原発問題というのは関心の高い問題なんだなと思いました。

さて、これだけの人数が集まると、いつものようなやり方ではできません。
マイクを使ってのてつがくカフェとなりました。
仙台メディアテークでの 「考えるテーブル」 は常時50名以上、
ときには100名近く集まっていますので、いつもマイクを使用していますが、福島では初の試みです。
どうもこれは慣れないというか、私の哲学カフェのイメージとはずれてしまいますねえ。
マイクを回すためには、発言希望者に挙手してもらわなければなりませんし、
自由な対話の場という感じが殺がれてしまいます。
ぢゅんちゃんとは常々、もしも福島の 「てつがくカフェ」 に仙台くらい人が来てしまったら、
グループを2つに分けて少人数でやるようにしようねと話していたんですが、
今回の特別編はもともとの趣旨からしてそういうわけにもいかず、
けっきょくこの大人数のまま、マイクを使っての会となりました。
感想用紙にはこのスタイルに対する不満がけっこう書かれていましたが、
今回はこうするしかなかったのでご勘弁いただければと思います。
次回以降はなんとか工夫したいと思います。

そして、もうひとつの初めては私がファシリテーターを務めたことでした。



福島で哲学カフェをやるようになって今回が6回目ですが、
今までの5回はことごとくぢゅんちゃんに任せっきりでやってまいりました。
今回は開催までの経緯等いろいろあり、
私がファシリテーターを引き受けざるをえない状況でした。
しかし初めてのファシリというだけでもいっぱいいっぱいだったのに、
そのデビューがこの大規模カフェですから、もうグチャグチャでした。
いつもは書記役をやっていますが、マインドマップ (風) を描いていると、
議論の流れがパーッと見えてくるんですね。
で、これとこれが大事な問題だとか、こことここが関連しているとかがわかるんですが、
ファシリテーターをやってると個々の発言を追うのが精一杯になってしまって、
全体が全然見えなくなってしまいます。
今回はぢゅんちゃんがホワイトボードを3枚も使って書記を務めてくれましたが、
ファシリテーションしながらマインドマップを見てみても、
なんにも頭に入ってこなくて、ただの文字の羅列のようにしか見えてこないのです。

しかも今回は初めて、2時間ではなく3時間もやるということで、
最後の1時間は頭がクラクラしてきていました。
私を知る何人かの方々からは、休憩明けの最後の1時間は疲れ切っているのが丸見えで、
どんどん歳を取っていっているみたいだったと言われてしまいました。
いやあ、ホントつらかったです。
いつもぢゅんちゃんにファシリテーションを任せっきりだったことに関しても、
本当に申しわけなかったと思いましたし、
今回の仕切りをする前に、少なくとも一度はいつもの規模のうちに、
ファシリテーターを経験しておくべきだったとも反省しました。
会の終了後、ぢゅんちゃんが 「いやあ、書記はラクだわ。今日は楽しかったなあ」 と、
ものすごく爽やかな笑顔で心からカフェを楽しんだ様子だったのが印象的でした。
きっといつもは、ぼくが終了後に 「いやあお疲れさま、いい議論だったねぇ」 と声をかけたとき、
疲れ切った顔のぢゅんちゃんは、苦々しく 「こいつ首絞めてやる」 と思っていたんだろうなあ。
せっかくの議論をうまく仕切れなかったのは本当に申しわけなかったですが、
とにかく初めて尽くしの巨大てつカフェをなんとか終えることができてホッとしました。
議論の内容や参加者の皆さんの感想を 「てつがくカフェ@ふくしま」 ブログに掲載しておきましたので、
そちらでご確認ください。

毎度開催している打ち上げの会には22名も参加してくれました。



いつもの 「てつカフェ」 の参加者数よりも、今回の打ち上げ参加者数のほうが多いわけで、
こんな巨大打ち上げも初めての経験でした。
しかもこの日は 「福島の熱い土曜日」 で 「福コン2」 が開催中とあって、
お店がことごとく満席で、会場がなかなか取れませんでした。
これも参加者のひとりがコネと機転をフル活用してお店を探してくださったおかげで、
なんとか会場を確保することができました。
皆さまのご協力のおかげでどうにかこうにかこの巨大イベントを終了させることができました。
本当にありがとうございました。
これに懲りずにまたぜひ 「てつがくカフェ@ふくしま」 にお越しください。