まさおさまの 何でも倫理学

日々のささいなことから世界平和まで、何でも倫理学的に語ってしまいます。

〈9.11〉 と 〈3.11〉 

2012-09-11 10:40:54 | グローバル・エシックス
また9月11日がやってきました。

〈9.11〉 から11年。

そしてそれと並び称されるようになった 〈3.11〉 から1年半。

〈9.11〉 から考えるともうそんなに経ってしまったのかという気もしますし、

〈3.11) からするとまだたったの1年半なんだという気もします。

〈9.11〉 はやはり私にとってはけっきょくのところ他人事だったのかもしれませんが、

〈3.11〉 にはまともに直撃を食らったので、

(いや、直撃という言い方は不遜かな、足下をすくわれたという感じ?)

いつまで経っても客観視できず、あの日からずーっと時が止まっている感じでしょうか。

〈9.11〉 と 〈3.11〉。

この2つ、「テロ」 と 「震災」、「テロ」 と 「原発事故」 というふうに捉えると、

どちらもたまたま11日に起こったというだけでなんの共通性もない気もしますが、

「エネルギー」 という観点で括ってみると、

両者がまったく同じ構図の上に成り立っていることが見えてきます。

国家によって強力に推進されたエネルギー政策がもたらした悲劇ということです。

エネルギーという人間生活の根幹を支える重要なリソース。

しかし、まさにそのゆえに国家の生命線であると同時に巨大な利権の温床でもある。

そして、このグローバル化した現代においては、

その争奪や管理ミスは国境を越えた地球規模の災厄を人類にもたらしてしまう。

そんなエネルギーと人類はこれからどのように付き合っていかなくてはならないのか。

今日のこの日はこの2つの事件を重ね合わせながら、

グローバル・エシックス (地球規模の倫理) について思いを馳せてみたいと思います。

ラッキーなことに今日は小出裕章さんにお話をうかがうことができます。

素人にはわからないエネルギー問題の現状と未来をお尋ねしてみるつもりです。

その様子はこちらでネット配信されますので、皆さまもぜひご覧ください。