小出裕章さんとお会いしてきました。
いやあ濃い~1日でした。
夕食開始とともに Ustream での中継が始まり、
短い休憩をはさんで全部で6時間を超えるトークでした。
ナマで見てくださった方々は常時700名以上。
そのうち600名近くは最初から最後までずーっとお付き合いくださったようです。
ちょっと考えられない時代ですね。
そんな大勢の人に飲み会をずーっと見られているなんて。
しかも皆さん、リアルタイムで書き込みでツッコミを入れてくれています。
「小出さんのグラスが空いてるから誰か注いであげて」 には笑いました。
出演者はたった9名でしたが、総勢2000名~3000名による飲み会という感じでした。
小出さんからはたいへん実りあるお話をうかがえて本当によかったです。
話の内容については繰り返しません。
その中身はアーカイブで見ることができるようですので、そちらをご覧ください。
今日はどうでもいいような感想というか、わたし的にビックリしたことを書いておきます。
初めてお会いした小出さんは本当にカッコいい方でした。
まず背が高い!
研究者にしておくにはもったいないくらいのガタイをしていらっしゃいました。
特大の浴衣がつんつるてんになっちゃうくらい。
そして、声がムチャクチャいい!!
Ustream でも伝わったかと思いますが、
あの声で喋られちゃうとこちらは聞き入らざるをえない感じです。
小出さんのあの真摯な持論でなくとも、東電の記者会見原稿程度だとしても、
あの声で語られたら説得されてしまうんじゃないかというほど素敵な声でした。
もうひとつ驚いたのはご自分から 「先生」 ではなく 「さん」 づけで呼んでほしいと言われたこと。
以前に書いたことがありますが、大学によって 「先生文化」 のところと 「さん文化」 のところがあり、
京都大学というのは典型的な 「先生文化」 の大学のはずで、
京大の方相手に 「さん」 づけで呼んでくださいと頼んでも、
なかなか直してもらえないということがよくあるのです。
そんなところに籍を置いておられながら自らは 「さん」 づけを乞うというのは、
これはひじょうに小出さんという方の人となりを表す象徴的なことだろうと思いました。
フラットな関係を切望するその態度は、小出さんの研究姿勢をそのまま反映しているのでしょう。
ちょっと話は変わりますが、今回の会場となった犬鳴山温泉は、
大阪からずっと南下していった先の日根野という駅から送迎バスで15分ほどのところにあります。
このへんはほとんど和歌山県の近くで、駅のまわりもちょっとさびれた感じがするほどです。
この日根野駅の1つ手前が熊取駅なのです。
熊取と言えばご存知の方はご存知でしょう。
そうです、あの 「熊取六人衆」 の熊取なのです。
京都大学原子炉実験所には原子力利用の危険性を唱え続けてきた異端の研究者が6名いて、
小出さんはそのおひとりでいらっしゃるわけですが、
その京大原子炉実験所はこの温泉にほど近い熊取にあるのです。
今回の宿を紹介してくださったのも小出さん自身だそうです。
当初は研究所から自転車で行くから迎えはいらないとおっしゃられていたそうです。
(さすがに主催者が研究所まで迎えの車を出しましたが…)
問題は、〈京都〉 大学の原子炉実験所がなぜ大阪の片田舎、
ほとんど和歌山県に近い山奥にあるのか、ということです。
これはまさに 〈東京〉 電力の原発が営業圏外の福島県に建てられているのと同じ理屈です。
京大原子炉実験所は小さいながらも研究用の原子炉を保有しているので、
古都・京都のなかには危なっかしくて置いておけないからなのです。
小出ファンの皆さんはそんなこと百も承知だったようですが、
あいかわらず事前リサーチの足りない私はそんな情報にもビックリしてしまったのでした。
小出さんは朝食後すぐに研究所に戻っていかれました。
若者たちは疲れ切った様子でしたが、小出さんはあれだけ飲んだことを感じさせないくらい、
元気はつらつと、さわやかな笑顔で私たちと再会を誓って去っていきました。
なんだか夢のような2日間でした。
このムチャな企画に最後までお付き合いくださった小出さんに深く感謝申しあげたいと思います。
そして、仕掛け人の主催者のお2人、参加したブロガーの皆さん、
劣悪な環境で Ustream 中継を可能にしたボランティアスタッフの方々、
ネット経由でこの歴史的な試みの目撃者となってくださった皆さんに心より感謝申しあげます。
本当にありがとうございました。
いやあ濃い~1日でした。
夕食開始とともに Ustream での中継が始まり、
短い休憩をはさんで全部で6時間を超えるトークでした。
ナマで見てくださった方々は常時700名以上。
そのうち600名近くは最初から最後までずーっとお付き合いくださったようです。
ちょっと考えられない時代ですね。
そんな大勢の人に飲み会をずーっと見られているなんて。
しかも皆さん、リアルタイムで書き込みでツッコミを入れてくれています。
「小出さんのグラスが空いてるから誰か注いであげて」 には笑いました。
出演者はたった9名でしたが、総勢2000名~3000名による飲み会という感じでした。
小出さんからはたいへん実りあるお話をうかがえて本当によかったです。
話の内容については繰り返しません。
その中身はアーカイブで見ることができるようですので、そちらをご覧ください。
今日はどうでもいいような感想というか、わたし的にビックリしたことを書いておきます。
初めてお会いした小出さんは本当にカッコいい方でした。
まず背が高い!
研究者にしておくにはもったいないくらいのガタイをしていらっしゃいました。
特大の浴衣がつんつるてんになっちゃうくらい。
そして、声がムチャクチャいい!!
Ustream でも伝わったかと思いますが、
あの声で喋られちゃうとこちらは聞き入らざるをえない感じです。
小出さんのあの真摯な持論でなくとも、東電の記者会見原稿程度だとしても、
あの声で語られたら説得されてしまうんじゃないかというほど素敵な声でした。
もうひとつ驚いたのはご自分から 「先生」 ではなく 「さん」 づけで呼んでほしいと言われたこと。
以前に書いたことがありますが、大学によって 「先生文化」 のところと 「さん文化」 のところがあり、
京都大学というのは典型的な 「先生文化」 の大学のはずで、
京大の方相手に 「さん」 づけで呼んでくださいと頼んでも、
なかなか直してもらえないということがよくあるのです。
そんなところに籍を置いておられながら自らは 「さん」 づけを乞うというのは、
これはひじょうに小出さんという方の人となりを表す象徴的なことだろうと思いました。
フラットな関係を切望するその態度は、小出さんの研究姿勢をそのまま反映しているのでしょう。
ちょっと話は変わりますが、今回の会場となった犬鳴山温泉は、
大阪からずっと南下していった先の日根野という駅から送迎バスで15分ほどのところにあります。
このへんはほとんど和歌山県の近くで、駅のまわりもちょっとさびれた感じがするほどです。
この日根野駅の1つ手前が熊取駅なのです。
熊取と言えばご存知の方はご存知でしょう。
そうです、あの 「熊取六人衆」 の熊取なのです。
京都大学原子炉実験所には原子力利用の危険性を唱え続けてきた異端の研究者が6名いて、
小出さんはそのおひとりでいらっしゃるわけですが、
その京大原子炉実験所はこの温泉にほど近い熊取にあるのです。
今回の宿を紹介してくださったのも小出さん自身だそうです。
当初は研究所から自転車で行くから迎えはいらないとおっしゃられていたそうです。
(さすがに主催者が研究所まで迎えの車を出しましたが…)
問題は、〈京都〉 大学の原子炉実験所がなぜ大阪の片田舎、
ほとんど和歌山県に近い山奥にあるのか、ということです。
これはまさに 〈東京〉 電力の原発が営業圏外の福島県に建てられているのと同じ理屈です。
京大原子炉実験所は小さいながらも研究用の原子炉を保有しているので、
古都・京都のなかには危なっかしくて置いておけないからなのです。
小出ファンの皆さんはそんなこと百も承知だったようですが、
あいかわらず事前リサーチの足りない私はそんな情報にもビックリしてしまったのでした。
小出さんは朝食後すぐに研究所に戻っていかれました。
若者たちは疲れ切った様子でしたが、小出さんはあれだけ飲んだことを感じさせないくらい、
元気はつらつと、さわやかな笑顔で私たちと再会を誓って去っていきました。
なんだか夢のような2日間でした。
このムチャな企画に最後までお付き合いくださった小出さんに深く感謝申しあげたいと思います。
そして、仕掛け人の主催者のお2人、参加したブロガーの皆さん、
劣悪な環境で Ustream 中継を可能にしたボランティアスタッフの方々、
ネット経由でこの歴史的な試みの目撃者となってくださった皆さんに心より感謝申しあげます。
本当にありがとうございました。