まさおさまの 何でも倫理学

日々のささいなことから世界平和まで、何でも倫理学的に語ってしまいます。

中元返し

2012-09-15 16:59:08 | 飲んで幸せ・食べて幸せ

福島フルーツ研究会から桃が届きました。
もう10年以上もお中元の時期には福島フルーツ研究会の桃をお送りしてきました。
うちは年末にお歳暮を送ったりしているわけではないので、
こちらとしてはお中元という意味ではなく、桃の季節に福島の桃をお届けしていただけなのですが、
原発事故の起こった昨年はどうしようかちょっと悩んでしまいました。
いろいろ考えた挙げ句、けっきょく今まで通り福島の桃を送ることに決めました (こちら参照)。
昨年そう決めたので今年は何も悩む必要もなくやはり福島の桃をお送りしたのです。
例年好評を博すのですが、今年のあかつきはことのほか出来映えがよかったようで、
皆さんから大絶賛を頂戴しました。

年を経るごとに付き合いも増えていきますから、お送りする桃の数も増えていきます。
毎年注文し続けて、注文数がある程度増えた頃からでしょうか、
福島フルーツ研究会からお返しの品が届くようになりました。
リンゴジュースの詰め合わせなどです。
上得意として認定されたということなのでしょうか。
こちらはおかげさまでみんなから喜ばれているというのに、
その上こんなお返しまでもらって申しわけないなと思っていたところでした。
なんと今年はそのお返しの品が桃 (ゆうぞら) の詰め合わせ5kgセットだったのです!
そこにはお礼状が添えられていました。

「お礼状

 拝啓
  初秋の候、ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
 今の福島をご理解の上、当福島フルーツ研究会のももを大量にご利用頂きご厚情のほど、
 生産者一同心より御礼申し上げます。
  少量ではありますがもも (ゆうぞら) を送らせて頂きました。
 皆さまに安全で美味しいももをお届けできる様、勉強・努力して参ります。
  今後とも、ご利用をお願い致します。
                                               敬具

                                      福島フルーツ研究会」

福島の農家は今本当に大変なんだろうと思います。
福島に暮らす者として、私も可能な限り応援していけたらと思っております。
私の話を聞いたFacebook友達 (小中学校時代の同級生) が今年注文してくださり、
とても美味しかったと喜んでくださいました。
美味しい桃を今まで通りの値段で買ってその味をただ楽しむ。
そんな支援の仕方もあるということを心の片隅に留めておいていただければと思います。