途中まで書きかけてほったらかしにしていた記事をまた大量に発見してしまいました。
そのうちのひとつです。
昨年5月の日本哲学会のワークショップでぢゅんちゃんが、
「シティズンシップと哲学教育 ―市民的公共性と学校的共同性をつなぐもの―」
というタイトルで提題発表をしていましたが (予稿、レジュメ、台本)、
その直後に、日本哲学会、日本倫理学会、日本宗教学会の協働でまとめられた提言が出されました。
日本哲学会のときには、そういう提言が出されるらしいということは聞いていましたが、
実際の提言の内容は、10月の日本倫理学会のシンポジウムのなかで初めて知ることになりました。
あの熊本大学で開かれた日本倫理学会ですね。
あのときはトイレの話と豪華懇親会の話をアップしただけで、
肝心の学会内容に関する話は途中まで書いたところで (というかほとんど書かないまま)、
それっきりアップを怠っておりました。
というか、出された提言にリンクを張ろうとしていたのですが、
書き始めた頃は閲覧可能だったのに、その後なぜか一時閲覧不能になってしまったので、
その原因を探って、リンクが復活したらアップしようと思っているうちにすべてを失念してしまうという、
まあいつものパターンでそれっきりになっていたというわけです。
書きかけの記事を発見し、リンクも復活していたようなので、遅ればせながらシェアいたします。
*********************************************************************
先日の熊本大学で開催された日本倫理学会の共同討議では、
「倫理教育の未来に向けて」 と題するシンポジウムが開催されました。

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このシンポジウムは、ウェブ上での説明によると、
「2015年5月に日本学術会議から出された提言
『未来を見据えた高校公民科倫理教育の創生-<考える「倫理」>の実現に向けて-』
を受けて、哲学系三学会の合同企画(日本哲学会、日本宗教学会、日本倫理学会)として開催される
連続シンポジウムのうちの一つです」 とのことで、
シンポジウムのなかではその提言の内容が詳しく報告されました。
当日はその骨子部分のペーパーが配られただけでしたが、
提言をウェブ上で確認してみると、全67ページに及ぶ壮大な文書となっています。
(提言のPdfファイルはこちら → ここ!)
特に参考資料が充実していて、具体的な 「倫理」 授業の実践例やサンプル資料などが豊富で、
たんなる政策提言というよりも、実際の教育方法に対する実践的な提言となっています。
別に高校の 「倫理」 ばかりでなく、大学や専門学校における哲学・倫理学教育にも使えそうです。
日本の哲学系三学会による現時点での到達点ですのでぜひ一度ご覧になってみてください。
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以上、いにしえの発掘記事でした。
その後あんまりこの提言が話題になっている様子はありませんが、
〈考える 「倫理」〉 の授業が本当に必要とされる世の中になっていってもらいたいものです。
そのうちのひとつです。
昨年5月の日本哲学会のワークショップでぢゅんちゃんが、
「シティズンシップと哲学教育 ―市民的公共性と学校的共同性をつなぐもの―」
というタイトルで提題発表をしていましたが (予稿、レジュメ、台本)、
その直後に、日本哲学会、日本倫理学会、日本宗教学会の協働でまとめられた提言が出されました。
日本哲学会のときには、そういう提言が出されるらしいということは聞いていましたが、
実際の提言の内容は、10月の日本倫理学会のシンポジウムのなかで初めて知ることになりました。
あの熊本大学で開かれた日本倫理学会ですね。
あのときはトイレの話と豪華懇親会の話をアップしただけで、
肝心の学会内容に関する話は途中まで書いたところで (というかほとんど書かないまま)、
それっきりアップを怠っておりました。
というか、出された提言にリンクを張ろうとしていたのですが、
書き始めた頃は閲覧可能だったのに、その後なぜか一時閲覧不能になってしまったので、
その原因を探って、リンクが復活したらアップしようと思っているうちにすべてを失念してしまうという、
まあいつものパターンでそれっきりになっていたというわけです。
書きかけの記事を発見し、リンクも復活していたようなので、遅ればせながらシェアいたします。
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先日の熊本大学で開催された日本倫理学会の共同討議では、
「倫理教育の未来に向けて」 と題するシンポジウムが開催されました。

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このシンポジウムは、ウェブ上での説明によると、
「2015年5月に日本学術会議から出された提言
『未来を見据えた高校公民科倫理教育の創生-<考える「倫理」>の実現に向けて-』
を受けて、哲学系三学会の合同企画(日本哲学会、日本宗教学会、日本倫理学会)として開催される
連続シンポジウムのうちの一つです」 とのことで、
シンポジウムのなかではその提言の内容が詳しく報告されました。
当日はその骨子部分のペーパーが配られただけでしたが、
提言をウェブ上で確認してみると、全67ページに及ぶ壮大な文書となっています。
(提言のPdfファイルはこちら → ここ!)
特に参考資料が充実していて、具体的な 「倫理」 授業の実践例やサンプル資料などが豊富で、
たんなる政策提言というよりも、実際の教育方法に対する実践的な提言となっています。
別に高校の 「倫理」 ばかりでなく、大学や専門学校における哲学・倫理学教育にも使えそうです。
日本の哲学系三学会による現時点での到達点ですのでぜひ一度ご覧になってみてください。
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以上、いにしえの発掘記事でした。
その後あんまりこの提言が話題になっている様子はありませんが、
〈考える 「倫理」〉 の授業が本当に必要とされる世の中になっていってもらいたいものです。