私の働いている会社は本社は東京にあります。
本社から様々な役員さんがお見えになりますが、
中でも財務系の役員さんはよく来る方でしょうか…
財務のお仕事?
何をするのでしょうね(笑)
まず株主(証券会社)のお守り、各工場の投資効率の実証…
まだまだあるでしょうが、お金に関わる部門だけに気の使いようは大変だと思います。
年に一二回関西にある幾つかの工場に視察に来られた時に私はお伴します。
こうした地方の視察は役員さんにとって一種の息抜きにもなっています。
工場の幹部から投資した器械類の効果を説明を受けたり工場内部を視察したりと…
まあ旅行でかまぼこ工場を見学するのとさほどかわらないでしょうか(笑)
そうそう旅行と一番の違いはお土産ですね♪
旅行に行けばたいがいお土産を買うと思いますが、この視察はお土産を貰えることではないでしょうか(笑)
型通りの視察を終えられると、夜は宴会です♪
その地方一番の料亭やレストランで食事会が用意してあります。
こうして書いてみるとつくづく役員さんはいいなぁ~と感じられずにはいられませんね(笑)
大名旅行とは正にこのことでしょうか…
ところで、こね日の役員さんの予定は二日間でした。
初日私がお伴しますが二日目は違う事業部に移動されます。
つまり夜の会食会場まで送り届けて私の業務は終了となりました。 そこから私は京都まで戻りました。
時刻は8時を少し廻っていたでしょうか…
帰るまで雑談をしていた時でした。
「ピピピ~」
携帯が鳴りました。
今ごろ?
おかしいなぁ…
明日は大した予定はなかったし…
私は首をかしげながら携帯を見ると
見慣れない番号です♪
取り合えず出てみると
工場の総務課長でした。
なんでも役員さんがクルマに忘れ物をしたから見てくれ…
「忘れ物?」
あの役員さんは小さなカバンを1つ持っていらっしゃったのは覚えていましたが…
さっそくクルマの後部座席を見ると ありました!
薄いB4サイズの封筒が背もたれのところに差してあります。
「ありますよ!」
携帯の向こうの総務課長は申し訳なさそうに…
「明日の会議に使う書類なので明日の朝までにこちらまで届けてもらえないでしょうか…」
「明日の朝…?」
確かに降りられた後に確認しなかった私にも落ち度がありますが…
明日の朝までに…
とは(苦笑)
「わかりました、これからお届け致します!!」
明日の朝までに…
早い話が今すぐ持って来い、ということでしょう(苦笑)
私は泊まられるホテルを訊いてクルマを出しましたが、
実際「やれやれ…」
こるが偽りのない心境でした。
ホテルはここから約一時間はかかります。
往復で都合二時間。
そりゃあため息も出ますよ(笑)
しかし大切な書類。
事はどうあれ、持っていかなければ…
責任上私は重い気持ちを振り切ってエンジンをかけたとき、
又携帯が鳴りました。
「もしもし」
なんか聞き覚えのある声です♪
「あ~○△ですが…」
「おっ!」
息が詰まりそうになりましたよ(笑)
件の役員さんでした。
役員さんは実に申し訳なさそうに 自分が忘れた非を侘びホテルまで届けて欲しい旨話されました。
仕方ないですよ…(笑)役員さんからこんな電話を直電されたら…
私は「はい、こちらも確認しなかってすみませんでした。」お詫びと言い訳みたいな話をして送り届ける約束をしたのは当然ですね(失笑)
私はクルマを大阪に向けて走り出しました。
一時間後にホテルに着いて私はちょっと気になりました。
この書類…
薄っぺらなB4サイズの封筒。
封がしていないのに気が付いて、
そ~と中を覗いて見ました。
…これ!いけません!絶対いけませんね!
続きは又…
本社から様々な役員さんがお見えになりますが、
中でも財務系の役員さんはよく来る方でしょうか…
財務のお仕事?
何をするのでしょうね(笑)
まず株主(証券会社)のお守り、各工場の投資効率の実証…
まだまだあるでしょうが、お金に関わる部門だけに気の使いようは大変だと思います。
年に一二回関西にある幾つかの工場に視察に来られた時に私はお伴します。
こうした地方の視察は役員さんにとって一種の息抜きにもなっています。
工場の幹部から投資した器械類の効果を説明を受けたり工場内部を視察したりと…
まあ旅行でかまぼこ工場を見学するのとさほどかわらないでしょうか(笑)
そうそう旅行と一番の違いはお土産ですね♪
旅行に行けばたいがいお土産を買うと思いますが、この視察はお土産を貰えることではないでしょうか(笑)
型通りの視察を終えられると、夜は宴会です♪
その地方一番の料亭やレストランで食事会が用意してあります。
こうして書いてみるとつくづく役員さんはいいなぁ~と感じられずにはいられませんね(笑)
大名旅行とは正にこのことでしょうか…
ところで、こね日の役員さんの予定は二日間でした。
初日私がお伴しますが二日目は違う事業部に移動されます。
つまり夜の会食会場まで送り届けて私の業務は終了となりました。 そこから私は京都まで戻りました。
時刻は8時を少し廻っていたでしょうか…
帰るまで雑談をしていた時でした。
「ピピピ~」
携帯が鳴りました。
今ごろ?
おかしいなぁ…
明日は大した予定はなかったし…
私は首をかしげながら携帯を見ると
見慣れない番号です♪
取り合えず出てみると
工場の総務課長でした。
なんでも役員さんがクルマに忘れ物をしたから見てくれ…
「忘れ物?」
あの役員さんは小さなカバンを1つ持っていらっしゃったのは覚えていましたが…
さっそくクルマの後部座席を見ると ありました!
薄いB4サイズの封筒が背もたれのところに差してあります。
「ありますよ!」
携帯の向こうの総務課長は申し訳なさそうに…
「明日の会議に使う書類なので明日の朝までにこちらまで届けてもらえないでしょうか…」
「明日の朝…?」
確かに降りられた後に確認しなかった私にも落ち度がありますが…
明日の朝までに…
とは(苦笑)
「わかりました、これからお届け致します!!」
明日の朝までに…
早い話が今すぐ持って来い、ということでしょう(苦笑)
私は泊まられるホテルを訊いてクルマを出しましたが、
実際「やれやれ…」
こるが偽りのない心境でした。
ホテルはここから約一時間はかかります。
往復で都合二時間。
そりゃあため息も出ますよ(笑)
しかし大切な書類。
事はどうあれ、持っていかなければ…
責任上私は重い気持ちを振り切ってエンジンをかけたとき、
又携帯が鳴りました。
「もしもし」
なんか聞き覚えのある声です♪
「あ~○△ですが…」
「おっ!」
息が詰まりそうになりましたよ(笑)
件の役員さんでした。
役員さんは実に申し訳なさそうに 自分が忘れた非を侘びホテルまで届けて欲しい旨話されました。
仕方ないですよ…(笑)役員さんからこんな電話を直電されたら…
私は「はい、こちらも確認しなかってすみませんでした。」お詫びと言い訳みたいな話をして送り届ける約束をしたのは当然ですね(失笑)
私はクルマを大阪に向けて走り出しました。
一時間後にホテルに着いて私はちょっと気になりました。
この書類…
薄っぺらなB4サイズの封筒。
封がしていないのに気が付いて、
そ~と中を覗いて見ました。
…これ!いけません!絶対いけませんね!
続きは又…