寝転がって気ままに想う事

 世の中ってこんなもんです・・
面白可笑しくお喋りをしましょうか ^^

紅葉は…〓〓〓

2012年12月03日 08時29分26秒 | 日記
それで…先週の続きですが
…長沢監査役が来られたのは 一昨年の 10月中頃でした(^^)
暑がりの私はまだ上着を着こなすのに躊躇しているくらいで、
空には僅かに夏雲が残っていました。

この感じでは… 私は後部座席の長沢監査役のお喋りに相槌を打ちながら 杞憂していました。
折角お越しになられたのにたぶん紅葉どころか黄葉すらダメじゃあないかと…
道はいつもにまして空いていて20分足らずで○源寺に着きました。
禅寺派らしく質素な門構え…
紅葉の時期には大勢の観光客が訪れるのが まるで閑散としています。
参道の両側の並木は青々と繁っていて、やっぱり早かったなぁ…
私は思いましたが(^^)
この風景を眺めていた長沢監査役も
「ちょっと早いのかなぁ…」残念そうな面持ちです。
どうしましょう…
私は口には出しませんでしたが、
それを察してか、あるいは季節音痴を自覚していらっしゃったのか自嘲気味に
「うん、取り敢えず近くまで行ってよ」
後部座席から身を乗り出しておっしゃいました。
「はい」
私は短く返事をしながら ハンドルを○源寺の前まで着けました。
この辺りはシーズンなら駐車出来ないはずですが、閑散としていました。
「ちょっと見てくるよ」
クルマを停めた途端ドアを開いて長沢監査役は車外に出られます。
「私が訊いてきましょうか」
私も案内をした手前 責任とまではいきませんが、 遥々(はるばる)東京からお越しになられた長沢監査役 に少し同情心が沸いていました。
「いいよ」手を振って自ら山門に向かって歩いていかれましたが
山門の側にある土産品屋で立ち止まると
グルリと首を回して周りの樹木を観察していらっしゃいます。

そうですね…
10月のこの時期は殆ど紅葉の気配すらありませんでした。

はぁ~ 私達はほぼ同時に溜め息を出していました。

その後 長沢監査役はお土産屋のおばあちゃんと二言三言話してから引き返して来られます…
悄気(しょげ)た感じがありありですが、
私は然り気無くドアの横に立ってドアサービスを用意していましたが、
あっ、 声を出しそうになりました。
慣れとは怖いものですね♪
実はこのドアサービスと同時に一声掛けるのですが「お疲れ様です!」
この場合微妙でしたね(^^)
僅かに四五メーター歩いただけを労(ねぎら)うのは 何か嫌みになりそうで…(^^)d

でも紅葉を期待してきた訳だから、それが全く色付いていないのは如何にも残念で仕方ない… そんな姿を見たらやっぱり慰めてあげなきゃあ♪

私は一瞬迷いました。
長沢監査役はそんな私など眼中にない様子でクルマまでいらっしゃると
私のドアサービスを受けながら
「まだ早いみたいだから又来年来よう!」

「は〓…」
何をおっしゃいましたか?
怪訝な私を尻目にフフフと含み笑いをした長沢監査役でした(^^)
コメント
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