寝転がって気ままに想う事

 世の中ってこんなもんです・・
面白可笑しくお喋りをしましょうか ^^

山吹の花…

2021年04月26日 06時55分55秒 | 笑い

   おはようございます^^

良いお天気が続きます。誰かがうっかりして 五月晴れ…と言いだして あれれ…まだ四月だったかな^^と頭に手をやって

照れ笑いでした。 こんな良いお天気の話題ですからですから 少々外れていても福笑で済ませて構わないでしょうか。

 この時期は春の真っ只中らしく野草や樹木の花盛りですね^^ 花が咲けば いずれ実がなる というのを花壇の達人から

聞いたことがあります。 すべてがそうなの知りませんが 中に花は咲いても実はならないもののひとつに 山吹があります。

 山吹については 室町時代中期に江戸城を築いた 太田道灌の話が有名ですね。

 太田道灌が自分の領地内で 狩りを終えて帰ろうとした時 にわか雨に降られ近くの田舎家に立ち寄り、笠か蓑(みの)を借りようと

したところ、その家の娘が黙って一枝の山吹を差し出しました。 ん? 道灌はその意味が判らないまま 仕方なく城に帰りました。

 のちに たまたま【後拾遺和歌集】を繙(ひもと)いていますと、その五巻に 醍醐天皇の皇子の兼明親王の

七重八重 花は咲けども 山吹の実の一つだになきぞ悲しき という一首のあるのが眼について ハタと思い当たったのです。

 つまり 山吹の花には実がならない、蓑(みのと実)一つさえないのが申し訳ない とあの娘は言っておったのだなと気が付いて

…それに引き換え一城の領主たる自分が 古歌ひとつの心得もないとは何と恥ずかしい事ではないかと反省をして以来 敷島の道に

(和歌の道)深く分け入り一門(ひとかど)の歌人となったという逸話があります。

 話しはここまですが 念のために調べてみたら山吹には あまりにも小さいので眼につかないだけでちゃんと実がつくそうです。

よかった よかった^^

 

 

 

 

コメント (2)
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