まちとも こころのおもむくままに

==ボランティア時々写真撮影==
日々の暮らしの中で感じたこと、時々撮る写真などを綴っていきます。

遊水地の機能が発揮される

2019-10-16 21:29:34 | つぶやき
台風19号による大きな被害に心が痛みます。
あらためて亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被害に合われたみなさんが一刻も早く日常生活を取り戻すことができるよう願うものです。

今回の台風は大雨という特徴があり、多くの河川で堤防が決壊しました。
河川の許容量以上の流量になってしまったようです。
先日も書きましたが、当地では45年前の洪水被害を受けて河川整備が進み、その一つとして遊水地が設けられました。
その遊水地が、今回は大いに機能を発揮しました。
遊水地に一時的に河川の水を流し込むことで、下流域の流量を減らして流域の浸水被害を食い止めたようです。
水が引いた遊水地に行ってみて、改めて多くの水を貯め込んだことがわかりました。
写真は、遊水地の中にある東屋ですが、ここまで浸水していたことがわかります。
普段より2mあまり水位が上がったようです。



報道によると、ラグビーの試合が行われた日産スタジアムの周辺も遊水地の機能を持っているとのことで、鶴見川の氾濫を防ぐことができたようです。
また、日本最大の渡良瀬遊水地も利根川の流量調整に役立ったようです。
遊水地を設けることは簡単にできることではありませんが、これからますます大雨の被害が増える傾向にあるので、中小河川の氾濫を防ぐためにも可能なところで設置されることを願うものです。

当地の遊水地の一部。
この散策路もセイタカアワダチソウの花の下まで水没しました。
水没しても周辺の草はたくましく、セイタカアワダチソウが何事もなかったかのように周辺を黄色に埋めています。



キンモクセイの芳香漂う城北公園

2019-10-15 18:14:16 | 写真
ブログでは、だいぶ前からキンモクセイの便りが聞かれました。
当地でもキンモクセイの芳香が漂う季節になりました。



ここ城北公園にはキンモクセイが100本あまり植えられています。
ブログの便りを聞いてから、時々気に止めて公園に行ってみましたが、花の姿は見えませんでした。
昨日、公園の横を通った時に花が目に留まり、今日、撮影に行ってきました。
公園の中の散策路を歩くと芳香が漂っています。
木によっては、花が目立つものもありますが、全体としてはこれからという感じです。



私の実家には樹齢50年余の大きなキンモクセイが植えられています。
高校生の時のちょっとした思い出が込められた木です。
キンモクセイの香りは、そんな遠い昔も思い出させてくれる匂いです。



公園の車止めに雀が止まっていました。




今年最後のミズアオイ

2019-10-14 17:25:25 | 写真
昨夜は、にわかラグビーファン、テレビにくぎ付けで観戦です。
8強進出という快挙に大興奮でした。

今日は満月ですが、雨模様で観月は期待できません。
定点観測地も山に雲がかかっています。



遊水地のミズアオイ、先日の豪雨で水没してしまいました。
10月9日に撮影したものが今年最後になったようです。
花の時期も終わりをむかえていたので、来年に期待しましょう。

これは、ほぼ全体に花がついています。



こちらは翌日になればもっと多くの花が開いたかもしれません。



きれいに撮れたかな。



手つかずの課題があるので、これから取り組むことにします。


45年前を思い出す

2019-10-13 16:45:12 | 天文・気象
台風19号の大雨で被害に合われたみなさんにお見舞い申し上げます。
当地では大きな被害はありませんでしたが、想像以上に河川の氾濫が多発して各地で大きな被害が生じているのに驚きました。
アメダスの数値を見ると伊豆半島に上陸した時の勢力は、950hPaを下回っていたのではないかと考えられます。
本州に上陸した台風では最大級の台風だったようです。

当地は朝から雲一つない晴天。
おまけに32℃を超える真夏日となりました。



今回の大雨で思い出すのは、45年前に静岡市を中心に大きな被害を出した豪雨です。
この時は24時間雨量が508㍉というすさまじいものでした。
昨日の雨の降り方も、この時を思い出すような豪雨で24時間雨量は414㍉でした。
45年前の豪雨では、当地を流れる河川が氾濫し、流域で多くの家屋が浸水しました。
当地も、周辺の道路が冠水などで通行できず、一時陸の孤島状態でした。
それに匹敵するような雨量でしたが、今回は一部の道路が冠水しましたが、家屋の浸水はなかったようです。

そのように水害に強くなったのは、河川改修等が進められてきた成果ではないかと考えます。
遊水地もその一つ。
今回の豪雨でも、その能力を発揮したようです。
河川の流量を調整するため、広い場所に流しこみます。
すでに河川の水位は下がっていましたが、中央の土手が低くなっているので、低くなっている土手を越えた水が遊水地に流れ込みます。
こうして下流への流量を調整しています。



そのために、遊水地の水位は普段より1㍍以上、上がっているようでした。
手前の草が白いのは、そこまで水につかりましたが、撮影した時は水位が下がって葉についた泥が乾いて白く見えています。



普段、自然の中で育っている山野草の花などを撮影できる遊水地ですが、本来の目的は今回のような洪水を防ぐための河川の流量調整にあります。
この遊水地は、まだ整備途中の工区もあります。
今回洪水の発生した大きな河川について同じように考えるつもりはありませんが、人々が安心して暮らせるためには、長い年月をかけた様々な対策が必要なのではないでしょうか。
各地の被害の状況を見て、45年前を思い出しながら、そんなことを考えました。


台風19号が通過

2019-10-12 21:44:07 | 天文・気象
朝から暴風雨が続いていました。
午後7時前に伊豆半島に上陸した台風19号。
窓に打ちつける雨や風の音を聞きながら、台風情報に釘付けになっていました。



通り過ぎた今は、雨風ともに静かになってきました。
午後7時過ぎ自宅の気圧計が最低値を示しました。
966hPa。
強い台風の中心付近が通過したとあって、今まで自宅で観測した最低値になりました。



静岡市の気象台のアメダスの記録も965.9となっていました。
雨も24時間雨量で400㍉を超えました。



今は暗くて周囲の状況がわかりませんが、大きな被害がないことを祈るのみ。
これから進路にあたる地方に被害が出ないことを祈ります。