セウォル号の沈没事故で、安全管理能力の低さが露呈した韓国。救助活動の遅れ、乗組員に義務付けられている避難訓練の怠慢などが暴かれ、今回の事故を“人災”と評する専門家も少なくありません。直前の点検で問題なしとされていた避難用ボートが一つも働きませんでした。ワイヤーで固定されたままだったり(通常、運行時は、ワイヤーを外す)、点検会社との癒着が指摘されています。過積載も日常化されていたようです。「中央日報」は「『先進国』の名刺をしばらく引っ込めよう」との記事を掲載したが、「しばらく」でいいのかどうかは、はなはだ疑問です。韓国は、先進国では無いと思います。
というのも、韓国は海上事故に限らず、あらゆる面で安全に対する意識が低いと言わざるを得ないからです。地震対策も、その一つとして挙げることができます。そもそも韓国は地震の安全地帯として知られていますが、近年その状況は変わってきているようです。昨年、韓国国内では計90回を超える地震があり、観測史上最多を記録しました。去る4月1日にも韓国中西部でマグニチュード5.1の地震が発生しており、これは韓国において歴代4番目の規模だったそうです。韓国メディアによると、その地震の原因について気象庁側は「韓国には地質構造を研究できる装備や資料が足りず、具体的な原因を分析するのは難しい」と、愚痴をこぼしていたそうです。
地震が増えることは自然現象であるため仕方ありませんが、問題はその対策にあると思います。韓国では国土交通部の規定する3階建て以上、高さ13メートル以上の建物には耐震設計が施されなければなりません。しかし、耐震化の対象となる建物のうち、実際に耐震設計が施されている建物は全体の30.2%にすぎないというデータもあります。特に学校施設に至っては、全体の23.4%しか耐震化されていないというのだから驚きです。
ただ、耐震設計が施されていない程度であれば、マシなのかもしれません。なぜなら最近、震度0で崩れる道路があったからです。世にも珍しい事故が起きたのは全羅南道・木浦市のとあるアパート前の道路です。約80mの道路が一瞬のうちに崩れ去りました。まるで大地震が起きたかのように道路はひび割れ、駐車していた車も大きく傾きました。アパートの住民は、「台所で家事をしていたら、何かが崩れる大きな音がした。あまりに怖くて、すぐに部屋から逃げました」と振り返っています。道路の崩壊によって、アパート住民3人が入院する被害に遭ったそうです。
同アパートの隣では新築マンションの建築工事が行われており、その工事によって昨年から道路にヒビ割れが起きていたそうです。もちろん、アパート住民はその事実を市に伝え、何度も危険性を訴えていたそうです。しかし、「市と建設業者が癒着している」ため、彼らの声は届きませんでした。後に判明した事故の原因は、やはり無理な工事にあったそうです。つまり、起こるべくして起こった“人災”だったのです。
沈没事故によって海上事故への対策がクローズアップされていますが、そもそもあらゆる分野で安全管理に疑問が残る韓国。人々の安全への意識改革が急務なのかもしれません。韓国地下鉄追突事故、「車内アナウンス無視」の乗客ら、車両の外へ飛び出しました。日本では定期的に災害に対して避難訓練が行われているので、乗客を置いて真っ先に逃げる運転手や乗務員は一人もいません。少しは日本を見習って災害に備えるべきです。先進国なら!
というのも、韓国は海上事故に限らず、あらゆる面で安全に対する意識が低いと言わざるを得ないからです。地震対策も、その一つとして挙げることができます。そもそも韓国は地震の安全地帯として知られていますが、近年その状況は変わってきているようです。昨年、韓国国内では計90回を超える地震があり、観測史上最多を記録しました。去る4月1日にも韓国中西部でマグニチュード5.1の地震が発生しており、これは韓国において歴代4番目の規模だったそうです。韓国メディアによると、その地震の原因について気象庁側は「韓国には地質構造を研究できる装備や資料が足りず、具体的な原因を分析するのは難しい」と、愚痴をこぼしていたそうです。
地震が増えることは自然現象であるため仕方ありませんが、問題はその対策にあると思います。韓国では国土交通部の規定する3階建て以上、高さ13メートル以上の建物には耐震設計が施されなければなりません。しかし、耐震化の対象となる建物のうち、実際に耐震設計が施されている建物は全体の30.2%にすぎないというデータもあります。特に学校施設に至っては、全体の23.4%しか耐震化されていないというのだから驚きです。
ただ、耐震設計が施されていない程度であれば、マシなのかもしれません。なぜなら最近、震度0で崩れる道路があったからです。世にも珍しい事故が起きたのは全羅南道・木浦市のとあるアパート前の道路です。約80mの道路が一瞬のうちに崩れ去りました。まるで大地震が起きたかのように道路はひび割れ、駐車していた車も大きく傾きました。アパートの住民は、「台所で家事をしていたら、何かが崩れる大きな音がした。あまりに怖くて、すぐに部屋から逃げました」と振り返っています。道路の崩壊によって、アパート住民3人が入院する被害に遭ったそうです。
同アパートの隣では新築マンションの建築工事が行われており、その工事によって昨年から道路にヒビ割れが起きていたそうです。もちろん、アパート住民はその事実を市に伝え、何度も危険性を訴えていたそうです。しかし、「市と建設業者が癒着している」ため、彼らの声は届きませんでした。後に判明した事故の原因は、やはり無理な工事にあったそうです。つまり、起こるべくして起こった“人災”だったのです。
沈没事故によって海上事故への対策がクローズアップされていますが、そもそもあらゆる分野で安全管理に疑問が残る韓国。人々の安全への意識改革が急務なのかもしれません。韓国地下鉄追突事故、「車内アナウンス無視」の乗客ら、車両の外へ飛び出しました。日本では定期的に災害に対して避難訓練が行われているので、乗客を置いて真っ先に逃げる運転手や乗務員は一人もいません。少しは日本を見習って災害に備えるべきです。先進国なら!