築地まぐろ屋3代目 豊洲市場場内からのマグロ新鮮情報

築地市場場内で40年以上のマグロ仲卸をしている、『松井水産』より、豊洲に移動しマグロの仕入れ情報、お得情報を毎日に配信

上キハダ♪

2022-10-14 09:38:05 | Weblog
相変わらずなんでも高くなってしまった生のマグロの競り場。
今日は昨日まで少なかった近海物も塩釜の旋網漁を中心に、津軽海峡に
三陸の定置網も何本か出ておりました。
もともと高かった津軽海峡は別として、最近は塩釜の旋網漁も浜値が上がってしまっていて
もう以前のような旋網漁のイメージでは全く相手にされず。。
安価と言えばキハダというイメージもきっと世間的にはあると思いますが、そのキハダも
もう夏場のインドマグロよりも全然高くなってしまった感じ。
もちろん今のバチもです。。
ただこの時期なので物は良いのが多く、バチも脂のってますし、仕入れた大船渡のキハダも
脂があってすごく美味しそうなキハダ(^^)




キハダも物が物が良いのは群を抜いて美味いですからね~~
私も食べたいです(^^;;)

逆にヤケが多い(らしい)おなじ大船渡の大きめな天然本マグロはやはり値段は伸びません。
そこらへんは皆さん、シビアですね~~
まぁ・・・その気持ちはよくわかります(^^;)

塩釜の旋網漁の天然本マグロも品物は確かに良いのですが、物が良くても値段がネック(><)
その値段でも「必要」という方しか仕入れてない感じもします。
けっこうセリ残ってました。。
という私は仕入れてますが(^^;;)
高いですが・・・物は良かったですよ(^^)
結局旋網漁で仲買さんが延縄漁のように値段を出したがらない一番の理由というのが
色の持ちと身の質なんだと思います。
今の旋網漁は魚体も大きいですから、いくらこの時期はヤケが少ないとはいえ可能性はゼロではなく、
また売り切る、使い切るまで色が持ってくれるか??というのも大きな要素。
延縄は色持ちという点では本当に安心できますからね!!
ただ網のマグロ(旋網漁、定置網漁)は味がよいので、味にこだわる方は網のマグロを
お好みになる傾向が多いですが(^^)

また、引き続き今日も大西洋ジャンボも出ておりました!
こちらも物は良かったですが値段はしっかりです・・・(^^;)