凡庸なポゼッションサッカーだ
日本は両CBを除き、予想通りの固定スタメンだ。前半の日本はただ安全にボールをつなぐだけの凡庸なポゼッションサッカーで、ポゼッション率だけは60%と高いが相手の意表を突くプレイがない。まったく可能性を感じさせなかった。
観る者をワクワクさせる躍動感がない。
中国が引いて低い位置にブロックを作り、その前で日本がボールをつなぐ展開である。そこで相手が勝手に転び、PKの1点が向こうから転がり込んできた、という形だった。
崩しのパターンもなければ、そのための積極的なチャレンジもなかった。
右サイドでは伊東がさかんに仕掛けるが、左サイドは南野が中に絞ってプレイしたがるために長友が散発的に上がるぐらいで、突破口がない。
交代出場の中山がドンピシャのクロス
だが後半は一転し、森保監督らしからぬ積極的な選手交代策が生きた。
後半13分に大迫→前田、長友→中山の2枚代えをし、お約束の左SB長友の途中交代を敢行。すると投入された中山が後半16分にドンピシャのクロスを左サイドから入れ、これを伊東が頭で叩き込んだ。2-0だ。
これで衰えの見える長友に替え、次は中山がきっちりスタメンを取れなければ「いつもの森保ジャパンだ」ということになる。
その意味では日本は2点目を取り、格で劣る中国を突き放したのが非常に大きかった。
続いて後半28分にはアンカーの遠藤航に替え久保を投入してトップ下に据え、フォーメーションを4-3-3から4-2-3-1に変えた。
そして後半40分には伊東に替えて堂安、南野に替えて原口を起用。森保監督らしからぬ速いテンポでの選手交代が目立った。
途中交代で入った久保と堂安はよかった。
ケガの吉田と冨安に代わり両CBを務めた谷口、板倉はまったく危なげなく、安定したプレイぶりで無失点に抑えた。
もっともポゼッション率40%の中国は低いゾーンにブロックを敷いて日本のCBに前からプレスをかけてこなかったので、当然といえば当然だが。
総じて日本は早めの選手交代と追加点が光ったが、敵のバランスを崩す攻撃パターンがないのは相変わらず。さて、次の首位サウジ戦を「3-0」で勝ったりすれば本物なのだが(笑)、はてさて。
日本は両CBを除き、予想通りの固定スタメンだ。前半の日本はただ安全にボールをつなぐだけの凡庸なポゼッションサッカーで、ポゼッション率だけは60%と高いが相手の意表を突くプレイがない。まったく可能性を感じさせなかった。
観る者をワクワクさせる躍動感がない。
中国が引いて低い位置にブロックを作り、その前で日本がボールをつなぐ展開である。そこで相手が勝手に転び、PKの1点が向こうから転がり込んできた、という形だった。
崩しのパターンもなければ、そのための積極的なチャレンジもなかった。
右サイドでは伊東がさかんに仕掛けるが、左サイドは南野が中に絞ってプレイしたがるために長友が散発的に上がるぐらいで、突破口がない。
交代出場の中山がドンピシャのクロス
だが後半は一転し、森保監督らしからぬ積極的な選手交代策が生きた。
後半13分に大迫→前田、長友→中山の2枚代えをし、お約束の左SB長友の途中交代を敢行。すると投入された中山が後半16分にドンピシャのクロスを左サイドから入れ、これを伊東が頭で叩き込んだ。2-0だ。
これで衰えの見える長友に替え、次は中山がきっちりスタメンを取れなければ「いつもの森保ジャパンだ」ということになる。
その意味では日本は2点目を取り、格で劣る中国を突き放したのが非常に大きかった。
続いて後半28分にはアンカーの遠藤航に替え久保を投入してトップ下に据え、フォーメーションを4-3-3から4-2-3-1に変えた。
そして後半40分には伊東に替えて堂安、南野に替えて原口を起用。森保監督らしからぬ速いテンポでの選手交代が目立った。
途中交代で入った久保と堂安はよかった。
ケガの吉田と冨安に代わり両CBを務めた谷口、板倉はまったく危なげなく、安定したプレイぶりで無失点に抑えた。
もっともポゼッション率40%の中国は低いゾーンにブロックを敷いて日本のCBに前からプレスをかけてこなかったので、当然といえば当然だが。
総じて日本は早めの選手交代と追加点が光ったが、敵のバランスを崩す攻撃パターンがないのは相変わらず。さて、次の首位サウジ戦を「3-0」で勝ったりすれば本物なのだが(笑)、はてさて。