すちゃらかな日常 松岡美樹

サッカーとネット、音楽、社会問題をすちゃらかな視点で見ます。

【森保ジャパン】快勝「ドイツ・コンビ」に存在感 〜日本 4-1 パラグアイ

2022-06-03 09:36:33 | サッカー日本代表
鎌田と伊藤が気を吐く

 久しぶりの代表戦である。日本代表はキリンチャレンジ杯でパラグアイと戦った。

 日本は代表復帰を果たしたMF鎌田や右WG堂安がスタメン出場したほか、初招集・初スタメンを飾ったDF伊藤洋輝が途中、左SBからCBに「移転」しユーティリティ性を発揮した。ベンチスタートが多かった原口にもスタメンのチャンスが与えられた。

 試合は日本が2点を取って先攻し、その後パラグアイに1点差に詰め寄られるも、日本は2点を取って突き放した。

 試合を通して見ると、鎌田の氷のような落ち着きと伊藤の大器ぶりが光った。伊藤は一発合格だろう。彼らはともにドイツでプレイするプレイヤーである。

 そのほか原口の攻守に身を挺した粘りのある熱いプレイも光った。また三笘がボールを持った時の存在感も圧倒的だった。

 久しぶりにワクワクするような試合を見せた日本はこの日、パラグアイに快勝した後、続く6日には待望のブラジル戦を迎えることになる。

先制点はジャガー浅野だ

 日本のフォーメーションは4-3-3。スタメンはGKがシュミット・ダニエル。最終ラインは右から山根視来、谷口彰悟、吉田麻也、伊藤洋輝。

 アンカーは遠藤航、インサイドハーフは原口元気と鎌田大地。前線は右から堂安律、浅野拓磨、三笘薫だ。

 一方、パラグアイのフォーメーションは4-1-3-2である。

 前半11分。左サイドでボールを持った三笘がワンフェイクから完全にどフリーになり、マイナスに折り返した。鎌田がシュートまで行くが左ポストに当たり惜しくも入らず。

 それにしてもワンモーションでフリーになれる三笘のプレイは十分な期待感を抱かせる。

 また原口は攻守に利いており非常にいい。

 一方、シュミット・ダニエルは前半30分まででワクに飛ぶ2本のシュートをセーブした。彼は味方から落とされてきたボールをダイレクトで前にパスしている。相変わらず足元がうまい。

 伊藤はインナーラップしてボールを受けたりシュートも放つなど初代表、初スタメンながら気を吐いている。身長186cm・体重78kgの体格が頼もしい。

 前半36分。日本は自陣から前線にロングボールを入れると浅野が落として原口が受ける。センターサークル付近で原口がその落としからのボールを右前にパス。受けた浅野がうまくボールを浮かし、楽にゴールへ叩き込んだ。日本が先制だ。

 続く前半42分。右サイドの堂安が左足でゴール前に斜めのクロスを入れ、鎌田がダイレクトでヘディングシュート。早速2点目だ。鎌田はパス出しもよく、脱力しひょうひょうとしたその落ち着きぶりが恐ろしいほどだ。

三笘が浮かせたナイスゴール

 試合は後半に入り、立ち上がりから選手交代だ。アンカーに板倉滉を、左SBに中山雄太を投入。これで左SBを務めていた伊藤はCBに移った。

 後半14分。パラグアイにペナルティエリア手前右からシュートを決められる。2-1と追い上げられる。

 そして後半15分。左サイドでボールをもらった三笘が、ワンタッチでボールを前へ押し出しボールを浮かせてうまいシュートを決めた。3-1だ。

 後半17分には、原口に代えて田中碧を投入。

 アンカーの板倉がカラダを入れてボールを奪う。彼も非常にいい。

 後半26分、堂安に代えて久保建英を投入。

 続く後半40分。ゴール中央手前でボールをもらった田中が、2タッチでシュートを決める。ファーストタッチがすばらしかった。4-1だ。

 そしてゲームセット。

 日本は概ね、チームのもてる武器を出した。鎌田と三笘、原口、伊藤、堂安、田中、板倉と多くの選手が結果を出した。久しぶりの代表戦だったが、チームはしっかり良さを見せてくれたようだ。

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