井の中の蛙で終わるのか?
昨シーズン、スコットランドリーグのセルティックでリーグ得点王とMVPを取ったFW古橋亨梧(28)が、セルティックと新たに2027年6月までの4年契約を結んだ。
トッテナムやバーンリーなどへの移籍のウワサが報じられていたが、どうやら成立しなかったようだ。いや噂に過ぎなかったのかもしれない。
あるいはセルティックが設定した2500万ポンド(約46億円)もの移籍金がネックになったとも言われている。
無責任な第三者としては、どうにも複雑な心境になる契約締結である。なぜならこの契約はいわば、古橋による「セルティックの星になります宣言」といえるからだ。
28才の古橋とすれば、今回がステップアップのラストチャンスといえた。もし4年契約を満了すれば、彼は32才だ。もう遅い感じがする。
レンジャーズに勝つことだけが人生の目標になる
古橋はリーグ得点王でMVPといっても、セルティックとレンジャーズFCの2強体制でしかないスコットランドリーグのなかでの結果だ。全体のリーグレベルは2強を除き、客観的に言って低い。
そんななかで実質的にレンジャーズに勝つことだけが目的のセルティックのファンやOBとすれば、今回の古橋の契約締結は天にも昇る心境だろう。その環境で古橋が勝てば、スコットランドの人々にとって英雄にはなれる。
だが遠くから見守る同じ日本人とすれば、やはり「どうにかならなかったのか」という思いがつのる。並外れた才能と能力がある選手だけに、大舞台で勝負してほしかった。ひとことで言って、「もったいない」という感じがする。
おまけにセルティックは監督が変わったので、戦術も変わる可能性がある。それが必ずしも古橋に合うとは限らない。もちろんチームも新監督のもと、いままでと変わらず「勝てる」保証などどこにもない。
一方、古橋は日本代表での地位も固めたとはいえず、中途半端な存在だ。同じく所属チームでもスコットランドリーグという中途半端な(失礼)場所で、お山の大将で天下を取って選手生命を終えるのだろうか。
もちろん自分の人生をどう生きるかは、本人しだいだ。
この選択が彼にとって最良のものになることを祈りたい。
昨シーズン、スコットランドリーグのセルティックでリーグ得点王とMVPを取ったFW古橋亨梧(28)が、セルティックと新たに2027年6月までの4年契約を結んだ。
トッテナムやバーンリーなどへの移籍のウワサが報じられていたが、どうやら成立しなかったようだ。いや噂に過ぎなかったのかもしれない。
あるいはセルティックが設定した2500万ポンド(約46億円)もの移籍金がネックになったとも言われている。
無責任な第三者としては、どうにも複雑な心境になる契約締結である。なぜならこの契約はいわば、古橋による「セルティックの星になります宣言」といえるからだ。
28才の古橋とすれば、今回がステップアップのラストチャンスといえた。もし4年契約を満了すれば、彼は32才だ。もう遅い感じがする。
レンジャーズに勝つことだけが人生の目標になる
古橋はリーグ得点王でMVPといっても、セルティックとレンジャーズFCの2強体制でしかないスコットランドリーグのなかでの結果だ。全体のリーグレベルは2強を除き、客観的に言って低い。
そんななかで実質的にレンジャーズに勝つことだけが目的のセルティックのファンやOBとすれば、今回の古橋の契約締結は天にも昇る心境だろう。その環境で古橋が勝てば、スコットランドの人々にとって英雄にはなれる。
だが遠くから見守る同じ日本人とすれば、やはり「どうにかならなかったのか」という思いがつのる。並外れた才能と能力がある選手だけに、大舞台で勝負してほしかった。ひとことで言って、「もったいない」という感じがする。
おまけにセルティックは監督が変わったので、戦術も変わる可能性がある。それが必ずしも古橋に合うとは限らない。もちろんチームも新監督のもと、いままでと変わらず「勝てる」保証などどこにもない。
一方、古橋は日本代表での地位も固めたとはいえず、中途半端な存在だ。同じく所属チームでもスコットランドリーグという中途半端な(失礼)場所で、お山の大将で天下を取って選手生命を終えるのだろうか。
もちろん自分の人生をどう生きるかは、本人しだいだ。
この選択が彼にとって最良のものになることを祈りたい。