
わが街に「読売ホール」と言ういわゆる名画座のような映画館があり、
古い映画を2,3本確か500円くらいで上映していた。
文化の香に憧れていたドンくさい私は
土曜日の午後よくそこで映画を見てから
帰ったものだった。
そんなある時「ロミオとジュリエット」を見るため出掛けた私は
そこで「MY BOY」に出会った。
その人の名は「ルノー・ベルレー」
映画のタイトルは[個人教授](監督:ミシェル・ボワロン 1968年製作)だった。
初心な女子高生にはかなり刺激的な内容だったが、
年上の女性(アラン・ドロンの当時の奥さんナタリー・ドロン)への
恋心を募らせていくルノー・ベルレーの奥二重の憂いを帯びた瞳に、
胸がキュンとなった。
どういうわけか彼のはいているズボンのお尻の右側(だったと思うが?)が破けていて、
小さなお尻がキュートだった。
今はいいおじさんだろうな。
どうしてるんだろう?