ここ数年、
本やノートなどを入れてセカンドバッグとして愛用していた伊勢丹チェックのバッグ。
沢山入るし、ファスナーでの開け閉めが楽なので、
つい酷使してしまい、
角が擦り切れてきていました。
この間作ったトートバッグはその後釜として製作したのですが、
作る前から心配していた通り、
口がパックリ開いているのが気になって…。
布でインナーの袋を作るか、
バッグインバッグを購入するか、
悩んでいたのですが、
「え~い、もうひとつ作っちゃえ、使いやすいこの形で。」と
路線変更した私なのでした。
ストックの革を探したら、
大きいのはごくありふれたベージュしかなかったので、
これで作るしかないなー。
なんだかこんな大きな面積が単色なのはつまらないし…。
そうだ、アップリケしちゃおう!と、
秋山祐子さんの『レザーのおサイフ』の表紙についていた葉っぱ(若布?昆布?)のデザインを借用して、
バッグに合う大きさにフリーハンドで描いてみました。
しかし、これを縫い付けるのに穴を開けて手縫いして…。
物凄く時間がかかりました。
とても商業ベースには乗せられない手間仕事です。
(いや、売りませんけどね。)
しかもこの土台のベージュ、変にゴワゴワと硬いし。
パッチワークが出来た所で、気力が尽き、
暫く次の作業に入れずに放置していました。
カバンの幅に合うファスナーが見つからなかったと言うのもあるのですがね。
ファスナーって35センチの上って一気に60センチになるのね~。
そのうち、製作途中のままなのが気になって気になって…。
取り掛かった仕事は、
完成度よりも、さっさとでかすことを選択する私なんです。
つまり短気?せっかち?
で、35センチのファスナーを買い、
伊勢丹バッグのまねをして、
端革で足りない部分を補うというやり方で、
シルバーウィーク3日かかって仕上げました。
裏側には同じファスナーで外ポケットを付けました。
車の鍵などをさっと仕舞うためには内ポケットよりも外ポケットの方がいいという、
これも短気ゆえのデザイン変更です。
14センチ開けるか、35センチ開けるかの選択(笑)。
出来上がってからヴィトンのボストンバッグに入れていた私の大量の持ち物を、
何気なく入れてみたら、
ピッタリ全部入っちゃうんですよね。
収納力抜群じゃ。
で、セカンドバッグからメインバッグに昇格させました。
最後に愛用していた伊勢丹バッグを見てもらいましょう。
素材が違うと雰囲気が全く違うと思いませんか?