めちゃくちゃ久々でMTBに跨る。1年ぶりどころか2年ぶりくらいかしら。よく覚えてない。
今日のメインディッシュは権現谷林道とアサハギ谷林道。
霊仙山や芹川を取り巻くこれらの林道は、石灰岩質の鋭い角をもった小石が散らばってるので、ロードレーサーでは甚だ厳しくMTBの登場となったわけ。サイコンもポラールも付いてないけど、まあいいか。
まずは定番の滝谷武奈林道から廃村の男鬼町(おおりちょう)などを抜けて権現谷林道の入り口、河内集落へ。
途中寄り道した入谷(にゅうたに)という袋小路の集落は、急峻な斜面に段々に家が建ち、そのド激坂に絶句。最大斜度20%以上? 路面悪く狭いので、立ちゴケの危険を感じ(笑)押しました。
清流沿いの簡易舗装な林道の山側は岩壁がせり出してる所もあるので、常に頭上に注意しながら進む。路上の小石は進めば進むほど増えてくる。MTBと言えども要注意。
谷の一番狭まった場所(道の先)。その距離10メートル未満? これは正にゴルジュ。
ゴルジュ帯を抜け、やや穏やかな(路面は一層荒れてくる)に来たら、今日初めての落石発見。
来し方(画像奥)にはバードウォッチングの車2台が入ってたのだが、この岩を避けて通った形跡(右側の土の部分)が全く無い。つまりこれは落ちてからまだ間もないってこと。路面の傷も真新しいし。こわー。
ますます緊張感が高まり、山側の音に集中しながら走行。だがこの程度の落石は、まだまだ序の口にすぎなかったのだ。
アサハギ谷林道に入る前には、去年道路整備を終えた三重県との境、五僧峠(五僧集落)へ寄り道(画像無し)。レジャーにも生活道路としても使えない山奥の険しい林道に、こんな立派な道路を繋げて一体どうするんだろう? 不思議だ。鹿と遭遇。
橋を渡るとのっけから刺々しい石ころだらけ。2~3日前の大雨が影響してるのかな。斜面は見るからに脆そう。非常に気を遣いながら登る。
アサハギ谷林道からの眺める霊仙山と権現谷林道。急峻さが良く分かる。
しばらくすると乗用車が下ってきて、ドライバー曰く「この先、落石で道路が塞がってたので引き返してきました。自転車なら越せると思うけど気をつけてね」とのこと。ハイ、ご親切にありがとう。
落石といったって、大小の石が混ざった土砂が道を覆い尽くしてしまったのだろうと思いながら進むと・・・・。
これはかなりやばくないっすか?! これも見るからにできたてホヤホヤじゃないですか。
山奥とはいえ地元車はもとより林道派ライダーや酷道派ドライバーもそこそこ入ってる道なので、昨日落ちてるなら既に下で通行止めになってるはず。
こんなのに当たったら一巻の終わりだ。このすぐ後にも、指で押したらドーンて落ちそうな大岩を見かけたし、ビビりまくりの筆者。アサハギ谷を抜けるまではマジで気が抜けなかった。
無事に谷を通過すると山(地質)は落ち着きを取り戻し、鄙びた林道で山間の廃村、保月、杉を辿り、杉坂峠を激下って下界へ。
杉坂峠からの下りは、斜度があるうえに狭いし小石や落ち葉はあるし、木立が邪魔してすっきりとした展望はきかないけど高度感はあるので、けっこうスリリング。なお腰抜けな筆者はスピード落として安全運転です。
道路一面が川状になった箇所も越えて麓の栗栖(くるす)に到着。この後は水谷(すいだに)経由で旧中仙道へ抜けて帰路へ。
距離は短かったけど急峻な谷は見応えあり、精神的に充実した(笑)ランでした。
走行距離約66km(ルートラボによる)、消費カロリー約1500kcal(推定)。
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