え、お呼びでない?!

日々の由無し事、時々、自転車ネタ・・・こりゃまた失礼いたしました。

東京湾の上位蜃気楼を求めて

2020年05月17日 | 蜃気楼
★ブログ内検索窓は記事枠外の右上にあります(PC版)★

+++++++++++++++++++

三月以降、晴れたに日は折を見て東京湾の上位蜃気楼探しに赴いているが、どうにも手強くなかなか現れない。

琵琶湖で観察していた時は、天気予報から出現可能性を概ね読めていたが、そのパターンが東京湾にはまるで当てはまらない。

朝の最低気温、気温の上昇の仕方、風の方向や強さ等々、まるで性質が違うように思える。東京湾を取り巻く地理地形的条件や気象の特徴(特殊性)が影響しているのだろうか。

かかる状況の中、今日も早朝から晴れあがり気温の上昇も見込めたので、昼食後に観測ポイントの馬堀海岸(横須賀市)に行ってみた。

14時20分頃から16時まで観察したが、結論を言うと、横浜方面も房総半島も東京湾アクアブリッジ(東京湾アクアライン)も、上位蜃気楼は現れなかった。

東京湾アクアブリッジの様子。何の変化も見られなかった。


クリックして大きな画像で。


そんな中でも、風の塔(川崎人工島)だけは、本来等間隔の縞模様が、いろいろな形状に刻々と変化した。

風の塔の本来の見え方(実景)。


今日の変化。元画像のサイズのままトリミング。以下同じ。












縞模様が太くなったり細くなったりとユニークに変化してくれたが、どうもこれは上位蜃気楼と言えるような変化ではない。

気温が上昇したことで大気のゆらぎ(陽炎)が発生し、景色が不規則に動いて見えたのだろうか。実際、多方面の景色(物体)がゆらゆらと揺れて見えていたが、風の塔は遠すぎて細かな動きがよく分からないのだ。

この春、富山湾や琵琶湖、伊勢湾や九十九里(千葉)、北海道各方面からは上位蜃気楼出現の報告が届いているが、東京湾からは発信できないでいる。

難題だ。難題だが何とかしたい。いっそ、観察する時間帯を思い切って変えてみるのが良いのかもしれない。


★★蜃気楼に興味を持たれた方は、記事枠外左側の「カテゴリー」から「蜃気楼」を選んでいただくと、過去の蜃気楼関連記事(主に琵琶湖)をまとめてお読みいただけます。ぜひどうぞ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

東京湾は下位蜃気楼だった

2020年03月15日 | 蜃気楼
★ブログ内検索窓は記事枠外の右上にあります(PC版)★

+++++++++++++++++++

2月15日と21日の琵琶湖で、冬場の上位蜃気楼が初めて観測されたとのこと(“琵琶湖の蜃気楼情報”より)。

去年の春まで滋賀県在住者として琵琶湖の上位蜃気楼ウォッチングに勤しんでいた筆者としては、ついに出たか!と感慨深いものがあると同時に、特に15日の天気図を見ると、この様な条件でよくぞ出たなとの印象も受けた。

経験上、上位蜃気楼が出現した日の天気状況には共通したものがあるが、その共通性にとらわれ過ぎてしまうと見逃してしまう可能性があるのだなと改めて思い知らされた。

そんな筆者は現状、神奈川県在住という地の利を活かして、いつか東京湾の上位蜃気楼を捉えてやろうと時々観察に出掛けているのだが、まだ成果は上がっていない。

正午前頃から天候が回復してきた今日も、通常なら上位蜃気楼など期待できる状況にはなかったのだが、先の琵琶湖の例があったので、風が穏やかになる頃を見計らい、小径車に乗って東京湾の好展望地である馬堀海岸の岸壁へ繰り出してみた。

午後の東京湾(浦賀水道)はやや霞んではいたが昨日とは打って変わって気持ちよく晴れ渡り、東京スカイツリーも望まれた。良く整備された岸壁の上では大勢の人が散歩またはジョギングを楽しんでいた。

さて肝心の東京湾・・・・、横浜方面から東京湾奥そして房総方面と、全方位に亘り下位蜃気楼であった。なかなかうまくいかないものである。

東京湾アクアブリッジ(アクアライン)の下位蜃気楼。今日は海上に漁船等が多く、船舶の間をすっきりと抜いて見通すことができなかった。





クリックして大きなサイズで(トリミング済み)。


船舶の背景では、房総半島の沿岸が下位蜃気楼化。



クリックして大きなサイズで(トリミング済み)。


横浜方面も、緩やかな下位蜃気楼であった。



東京湾の上位蜃気楼を捉えるまで、何度でもチャレンジ、チャレンジ、である。


★★蜃気楼に興味を持たれた方は、記事枠外左側(PC版)の「カテゴリー」から「蜃気楼」を選んでいただくと、過去の蜃気楼関連記事(主に琵琶湖)をまとめてお読みいただけます。ぜひどうぞ。★★
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

東京湾アクアブリッジ(東京湾アクアライン)の下位蜃気楼

2020年02月13日 | 蜃気楼
★ブログ内検索窓は記事枠外の右上にあります(PC版)★

+++++++++++++++++++

おととい買い物へ出かけた時のこと。

東京湾にほど近い道路の歩道橋を渡っている際にふと海上へ目を向けると、肉眼でも余裕で分かるくらいに東京湾アクアブリッジがはっきりと見え、下位蜃気楼になってその姿を見せていた。



橋梁の像が下側へ反転し、アーチ部分はぽっかりと口が開いたかのようになっていた。ちなみに右側に重なって見えるのは第二海堡。

クリックして、大きな画像で(トリミング済み)。


冬場なので下位蜃気楼自体はめずらしくないが、対象物によってはなかなかユニークな像に変化する。アクアブリッジはさしずめ、何かの映画の巨大宇宙船が横たわっているかのようだ。

下写真中央の縞模様状な建造物は、東京湾アクアラインの川崎人工島、通称“風の塔”で換気用設備だ。これも若干の下位蜃気楼を見せていた。



クリックして、大きな画像で(トリミング済み)。


もう間もなくで3月を迎え春となる。

春と言えば上位蜃気楼の季節。東京湾上に上位蜃気楼が確認されたという報告は未だ見当たらない。その姿をぜひとも筆者の目で捉え、第一発見者となりたいものだ。

いっそ春から初夏にかけての間だけは、海辺に引っ越すか(笑)。


★★蜃気楼に興味を持たれた方は、記事枠外左側(PC版)の「カテゴリー」から「蜃気楼」を選んでいただくと、過去の蜃気楼関連記事(主に琵琶湖)をまとめてお読みいただけます。ぜひどうぞ。★★
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

気付けば一ヶ月以上も空いてしまった

2019年11月30日 | 蜃気楼
★ブログ内検索窓は記事枠外の右上にあります(PC版)★

+++++++++++++++++++

何を隠そう、前回ブログを更新したのは先月の24日。

それから一ヶ月以上も空いてしまい、今日は早や11月の晦日だ。もう一ヶ月(プラス1日)で大晦日で、今年も終わってしまう。全く、ギャフン!な気分である。

この一ヶ月はブログのことを全く意識しなかった訳ではないが、他のことに気が回ってて更新の意欲があまり湧かなかった。どうもすみませんです。

本日午前中は冷たい風が強かったので、少々収まった午後から軽い運動も兼ねて小径車でポタリングに出かける。

横須賀市野比海岸の東端から、浦賀水道(東京湾の入り口)を隔てた千葉県富津市と鋸南町の境にある鋸山を望む。



表玄関=観光の拠点になるのは富津市側の金谷である。下画像は部分拡大。沿岸部の景色は軽度の下位蜃気楼になっている。



見かけ上、鋸山のすぐ右となりに見える南房総市の双耳峰、富山。



同じく部分拡大すると、こちらも下位蜃気楼になっている。



下位蜃気楼は特に珍しいものではなく、冬場の海岸部や湖岸部には頻繁に見られる現象だ。夏場でも、早朝の涼しい時間帯にしばしば見られるし、“逃げ水現象”も下位蜃気楼の一種だ。

同じ場所から館山市の洲崎(房総半島の先端付近)を眺めると、やはり下位蜃気楼現象のため岬の突端部分が浮き上がって見え、さながら鳥の嘴のようだ。



部分拡大。



この様な浮き上がりが小さな島や船に現れると、いわゆる“浮島現象”となって見え、時々新聞ネタになったりしますな。

海や湖の近くにお住まいなら、沿岸から対岸を眺めてはいかが。できればまだ気温の低い早朝に行くと、より大きく像変化した景色が見られますよ。


★★蜃気楼に興味を持たれた方は、記事枠外左側の「カテゴリー」から「蜃気楼」を選んでいただくと、過去の蜃気楼関連記事(主に琵琶湖)をまとめてお読みいただけます。ぜひどうぞ。★★
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

なかなか現れない東京湾の上位蜃気楼

2019年05月11日 | 蜃気楼
★ブログ内検索窓は記事枠外の右上にあります★

+++++++++++++++++++

ゴールデンウィーク中の帰省時、東京湾の上位蜃気楼を求めて、快晴の日に神奈川県横須賀市の馬堀海岸へ。

東京アクアラインを遠望しつつ長時間粘ってみるも、悔しいかな上位蜃気楼の気配すら現れず。2日行ったがいずれもハズレ。

アクアラインの千葉県寄り橋梁部分。



川崎人口島(風の塔)。トリミングして大きく。



こちらは、海ほたる。トリミングして大きく。



たまにしかウォッチできないが、なかなか現れてくれない。難しい・・・・。

時間や気象条件などタイミングの問題だけとは思うのだが、いつかきっと“捕獲”してやるぞ!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

琵琶湖の上位蜃気楼を堪能 2019.4.20

2019年04月21日 | 蜃気楼
★ブログ内検索窓は記事枠外の右上にあります★

+++++++++++++++++++

実は4月13日に出現した琵琶湖の上位蜃気楼をアップしないうちに、昨日はさらに多彩でダイナミックな上位蜃気楼が出現してしまった。

朝からすっきり晴れた昨日は正午頃に家を出て、いつもの蜃気楼ウォッチングポイントである彦根市八坂町へ向かう。足は毎度のロードレーサー(カラビンカ号)。

13時頃に着くと対岸の長浜市街沿岸は押しなべて下位蜃気楼で、それが15時前まで続いた。

14時45分頃からようやく南浜(姉川河口)方面から上位蜃気楼が出現し始め、あれよあれよと言う間に長浜市街へと押し寄せ、それから17時近くまで伸縮や反転など多彩な上位変化を繰り返した。移動する大気の揺らぎも見え、すっかり堪能した。

通常午後は、湖西方面は逆光になって視認しづらいのだが、昨日は珍しくも今津方面の上位蜃気楼をはっきりと確認できた。一方、米原方面には変化の波は殆ど波及せずに終わった(ごく短時間だけ変化)。

走行距離約40km。

長浜市街(長浜ロイヤルホテル)方面実景(過去画像)


クリックして大きい画像で。


13:14 建物下部(地上付近)は下位蜃気楼。


クリックして大きい画像で。


15:01 上位蜃気楼化が始まる。


クリックして大きい画像で。


15:39


クリックして大きい画像で。


15:46 目まぐるしく景色が変化する。


クリックして大きい画像で。


15:47


クリックして大きい画像で。


15:50


クリックして大きい画像で。


16:24 湖面蜃気楼が顕著になり、以後終焉へと向かう。


クリックして大きい画像で。


15:07 多景島の背後に今津方面の上位蜃気楼。


クリックして大きい画像で。


15:22 同上。


クリックして大きい画像で。



★★蜃気楼に興味を持たれた方は、記事枠外左側の「カテゴリー」から「蜃気楼」を選んでいただくと、過去の蜃気楼関連記事(主に琵琶湖)をまとめてお読みいただけます。ぜひどうぞ。★★
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

歪んだ風の塔(東京湾アクアライン)

2018年06月19日 | 蜃気楼
★ブログ内検索窓は記事枠外の右上にあります★

+++++++++++++++++++

6月9日の午後、東京湾の上位蜃気楼を探し求めて、神奈川県横須賀の海から東京湾南部一帯を観察してみた。

良く晴れ渡り気温は上昇したが、残念ながらどの方面にもこれといって上位蜃気楼は確認できなかった。

しかし東京湾アクアラインの換気塔である川崎人工島、通称“風の塔”だけは歪んで見え、上位蜃気楼の特徴を少しだけ醸し出していた。

風の塔(川崎人工島)の本来の姿。


9日 15:19


9日 15:23


9日 15:50


ピンポイントの弱い変化だけでは上位蜃気楼であると言えないが、今後、沿岸部における上位蜃気楼発生の可能性を大いに感じさせてくれた。

この日、なぜ風の塔だけが変形したのか不思議である。


★★蜃気楼に興味を持たれた方は、記事枠外左側の「カテゴリー」から「蜃気楼」を選んでいただくと、過去の蜃気楼関連記事(主に琵琶湖)をまとめてお読みいただけます。ぜひどうぞ。★★
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

5月26日に出現した琵琶湖の上位蜃気楼 画像追加 -- 2018.5.26

2018年05月30日 | 蜃気楼
★ブログ内検索窓は記事枠外の右上にあります★

+++++++++++++++++++

前回アップした琵琶湖の上位蜃気楼について、画像を追加してご紹介します。

彦根での観察を終えた後、長浜市内の湖岸(浜湖月前)に移動して再び湖を眺めると、彦根沖の多景島や近江八幡沖の沖島が、若干の圧縮や端部の絶壁化を示し上位蜃気楼化していました。

多景島の背後に見える山並みも変形しました。

多景島 ほぼ実景(2018.5.20)


17:21 台形状に変形し、通常は水平線に隠れている岩礁が右側に現れる。



★★蜃気楼に興味を持たれた方は、記事枠外左側の「カテゴリー」から「蜃気楼」を選んでいただくと、過去の蜃気楼関連記事(主に琵琶湖)をまとめてお読みいただけます。ぜひどうぞ。★★
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

一昨日出現した琵琶湖の上位蜃気楼 -- 2018.5.26

2018年05月28日 | 蜃気楼
★ブログ内検索窓は記事枠外の右上にあります★

+++++++++++++++++++

一昨日26日、琵琶湖(北湖-湖北地域)に上位蜃気楼が出現しました。

当日は午前中からどんよりとした空模様で、あまり乗り気ではなかったのですが運動不足解消も兼ねて、午後からカラビンカ号(ロードレーサー)に跨り蜃気楼ウォッチングに向かいました。

天候の雰囲気からそれほど期待してなかったのですが、観測場所である彦根市八坂町に13:50頃に着くと、長浜市街方面は既に上位蜃気楼化しておりました。

が、活発に像変化したのはそれから30分後くらいまで。その後は大きな変化なく沈静化してゆきました。

長浜市街方面以外は竹生島の端が短時間絶壁化したくらいで、その他の方面はこれといった顕著な変化は認められず、変な蜃気楼でありました。

長浜市街方面(長浜ロイヤルホテル) 実景(過去画像)


クリックして大きな画像で。


13:58


クリックして大きな画像で。


14:00


クリックして大きな画像で。


14:01


クリックして大きな画像で。


14:13


クリックして大きな画像で。


16:30に八坂町を撤収し、帰りがけに長浜市内の浜湖月前湖岸から南方向を眺めると、多景島と沖島が縦に伸びて上位蜃気楼化しているのを確認しました。

走行距離約38km。


★★蜃気楼に興味を持たれた方は、記事枠外左側の「カテゴリー」から「蜃気楼」を選んでいただくと、過去の蜃気楼関連記事(主に琵琶湖)をまとめてお読みいただけます。ぜひどうぞ。★★
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

琵琶湖に発生した下位蜃気楼の中の自動車たち

2018年05月19日 | 蜃気楼
★ブログ内検索窓は記事枠外の右上にあります★

++++++++++++++++++++

先日撮影した、琵琶湖の“下位蜃気楼”の動画をアップします。

下位蜃気楼とは本来の景色(像)の下側に、反転した虚像が現れる現象です。イメージ的には「口(くち)」の字が「日」の様に見えるものです。冬場なら全国の海や湖で普通に見られます。

琵琶湖の周辺には湖岸道路と呼ばれる道路が巡っていて、場所によっては湖のすぐ脇、まさに“湖畔”を走っている所もあります。

そういう場所に下位蜃気楼が発生すると、反転した自動車の虚像も動いて見えるので面白いものですよ。

では、どうぞご覧ください。彦根市八坂町から米原市のエクシブ琵琶湖および入江橋方面を撮影。

https://youtu.be/rAWsnUCZ8is



★★蜃気楼に興味を持たれた方は、記事枠外左側の「カテゴリー」から「蜃気楼」を選んでいただくと、過去の蜃気楼関連記事(主に琵琶湖)をまとめてお読みいただけます。ぜひどうぞ。★★
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする