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米原市側から上ってきた国見峠(林道国見線、滋賀/岐阜県境)。
国見峠を取り巻く稜線付近は植林された杉が目立ってやや興ざめですが、岐阜県側、国見岳スキー場より上の斜面の紅葉は見事でした。遠方右手の山は貝月山? 鞍部左手の稜線が少し平らになった辺りは奥伊吹スキー場頂上部?
少々休憩したのち、スキー場を見遣りながら岐阜県側の急勾配を転がる様にダウンヒル。
幅狭く曲がりくねった路面は砂礫も浮き、周囲を見るヒマなど全くありません。岐阜県側からだとこの急坂は堪えますよ。絶対に登りたくないな(笑)。
あれよあれよと言う間に寺本(美束)まで下ったら岐阜県道32号線に合流し右折。更にドンドコ下って川合で右折し(下写真)、古屋経由で岩手峠に至る県道257号線に流入。
さて岩手峠の前には本日のミッションのひとつ、君が代に出てくる「さざれ石」を見ねばいけません。
県道257は長谷川沿いを緩やかに上っていき、古屋集落へ至ると「さざれ石公園」の案内板があり(下写真)右折。
1kmほど行った駐車場の脇にロードレーサをデポして徒歩で登っていった先に、「さざれ石」は鎮座しておりました。
そうか、これがさざれ石(の巌)なのか。日本人として、背筋がピン!と伸びました(ウソ・・笑)。
さざれ石は小さい石のこと。それらが、石灰岩の溶けた乳状液が接着剤代わりとなってくっつき合い、大きくなったものが「巌(いわお)」だそうです。さざれ石の巌となりて。詳細はググる等して調べて下さいませ(笑)。
古屋に戻り県道257を岩手峠方面へ向かって南下。道幅はぐっと狭くなり、寂しさ漂う谷(但し手入れはされている)をクネクネ走り最後にククッと登り詰めると関ヶ原方面および池田方面を結ぶ稜線伝いの林道に合流(標高560m強)。そこが“ほぼ”岩手峠。
この岩手峠。ネットでいろいろ見てみると多くの方がピンポイントでその場所を同定するのに悩んでいるみたいですね。筆者としては、この合流地点から数十メートル池田側に入った、木々の切れ目から右手(方角的には東)に濃尾平野が望まれる場所が岩手峠だろうと睨んでおるのですが・・・・。
合流地点から関ヶ原方面に少し上って切り通しを過ぎると、アスファルトを全面的に剥がしての工事箇所が数百メートル。レーサーの細いタイヤでは剥き出しのダート道は厳しいので、側溝の蓋の上をガタゴトそろりそろりと走って通過。
実は県道257に入ってから所々に「全面通行止め通り抜け不可」といった看板があったので不安ではあったのだが、幸いバリケードも無く、自動車でもモーターバイクでも通過可能な状態でした。ただし平日はどうだか分かりません。
稜線部周辺に展開する明神の森を回り込んで南側駐車場まで来ると濃尾平野の絶景が広がり、国見峠以降久々の開放的な風景に心がホッとする瞬間です。
ここから麓の関ヶ原町大高まで、急峻かつ舗装が傷んで凸凹な悪路を怒涛の如く下って今日の核心部(山岳区間)は晴れて終了。ま、好きでやってることなんだから晴れも曇りもないか。
それよりも何よりも、さざれ石の辺りから空腹感に襲われ始めていた体は既にガス欠寸前。余韻に浸ってる場合ではなく燃料補給のため国道21号バイパス沿いのローソンへまっしぐら。甘いドーナツの旨いことといったら・・・・。し、あ、わ、せ。
補給して一息ついて、R21から観音坂隧道を走り抜け午後4時半頃帰宅。
これでまた地図(国土地理院地形図)に新たな赤い線を書き込める。嬉しい限り。
走行距離約78km。