え、お呼びでない?!

日々の由無し事、時々、自転車ネタ・・・こりゃまた失礼いたしました。

野比海岸付近の地層を見に行ったら - その3

2020年04月30日 | 自然・アウトドア
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野比海岸東端エリアに露出した三浦層群逗子層という地層帯。顔を近づけてをよくよく見ると、大小さまざまな断層だらけであった。



深海から地上まで押し上げられる応力、隆起している間に発生したであろう地震による応力などを考えると、数えきれないほどの“ひび割れ的”断層ができるのも当然だろう。



ちなみにこの場所には、三浦半島を横断するいくつかの有名な断層帯の一つで、かつて大地震を引き起こし将来的にも引き起こす可能性が高い北武断層帯が通っている。残念ながらその断層は、この海岸には露頭していないというのが定説らしい。



意識しながら観察してみると、断層(ひび割れ)はいろいろなパターンがあって、見飽きない。



下画像の断層は両側から圧縮する力が加わったとみえて、真ん中部分が逆台形状に浮き上がった格好になっている。



アップで見る。木工細工の仕口の様にも見えて面白い。



そんな断層のバラエティに富んだ地層であるが、平らに重なった層の間には所々にユニークな形状の模様が現れていて、これがまた興味深い。



断層が“縦方向の面白さ」なら、層間の模様は「横方向の面白さ」、だ。

続く。
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野比海岸付近の地層を見に行ったら - その2

2020年04月28日 | 自然・アウトドア
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さて、野比海岸(横須賀市)である。

海岸通りから眺めると、丁度この日の干潮時間帯に当たったらしく、潮が大きく引いたことで露出した岩礁が広がっていた。



もちろん事前に潮位を調べたうえで出かければ何のことはないが、何も考えずにふらっと来てこれだけ大きな干潮時に行き当たるのはめずらしい。

これなら道路直下の地層帯も、波に悩まされることなく観察しやすい。早速、浜に降りた。



野比海岸は場所によって年代や性質の違う複数の地層が露出しているらしいが、この東端付近では80度から90度くらいに立った縞模様の地層を見ることができる。



地質の本によると、これは「三浦層群逗子層」と呼ばれる地層で、約800~400万年前に相模トラフの陸地側海底(北アメリカプレート)に堆積した泥や砂が、南からやってきたフィリピン海プレートが相模トラフの下に沈み込む際に押し上げられたものとのこと。



宮崎県の日南海岸(青島)ほどではないが、海面下から現れた岩礁は、ちょっとした“鬼の洗濯板”状態である。ふと思った。平成生まれ人は、洗濯板など知っているのだろうか。ホームセンターでは今でも洗濯板を売っているのだろうか。



目の前にある何百万年も前の地層・・・・。野比海岸に限らず三浦半島一帯は、三崎や城ケ島周辺を始めとして様々な地層帯の宝庫と言えるエリアだが、地球の営みとは、いかにもダイナミックで偉大なものである。



ゆっくり観察してみると、地震を引き起こす様なものではないが、縞模様の中には至る所で大小さまざまな断層を見つけることができた。



地球規模のダイナミズムを考えれば、断層と言うよりも“ひび割れ”といった程度のものであろうか。遥かな時間をかけて押し合いへし合いしながら隆起してきた訳だから、当然と言えば当然のことか。

続く。
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野比海岸付近の地層を見に行ったら

2020年04月26日 | 自然・アウトドア
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午前中、街へ出て用を済ませてから、野比海岸(横須賀市)に小径車を走らせた。

野比海岸の東端エリア、千駄ヶ崎の海岸から少し離れた山の斜面に、古い地層が90度傾いて(垂直に立って)露頭している場所があるという。

今まで自転車で散々に走った道路沿いにもかかわらず、全く気がつかずに迂闊であった。行ってみた。

現場は土建屋の敷地内にあるので露頭した崖に近づくことはできず、50~60mほど離れた歩道から眺めた。

これか! 予めの情報がインプットされてなければ柱状節理のように見えるだろうが、これは何百万年も前に海底に堆積した地層が、地殻変動によって隆起したものである。



垂直にまで押し上げてしまう自然の力にはただ感嘆するしかないが、正直なところ遠目の観察だったので、詳細が分からず迫力にも欠けたのは残念であった。

周りを見渡すと、山肌を人為的に切り欠き地層が剥き出しになった箇所がいくつか所見られた。



再び小径車に跨り僅か100mほど先の野比海岸に出てみると、なんと幸運なことに潮が大きく引いて、海岸線に沿って露出している地層の観察にはもってこいの状況になっているではないか。



ここは海岸に降りて、じっくり観察しない手はない。

続く。
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自宅付近からのダイヤモンド富士

2020年04月14日 | 自然・アウトドア
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曇りまたは雨で、一昨日と昨日は夕陽を見ることができずにヤキモキしていたが、今日はようやく快晴。

筆者の頭の中では、自宅付近からのダイヤモンド富士は12日頃が的中日ではないかと見込んでいたので、今日は富士山を通り越しての日没であろうと期待薄であった。

ところが17時50分頃に高台に着いてみると、なんと、若干のビミョーさはあったがいい感じで富士山山頂に向かって太陽が落ちてきているではないか。予期していなかったので、これにはたまげた。

早速カメラを取り出し、ドキドキしながら待つことしばし。

はい、山頂ど真ん中に着地しました。しかし、これではまだダイヤモンド富士に非ず。まるで真珠の粒をポンと載せたみたいで、言ってみればパール富士ってところか。



そこからさらに2分ほど待つと、はい、おめでとうございます。数条の光を放ちダイヤモンド富士になりました。



もはや諦めていたダイヤモンド富士が、逆転サヨナラホームランの如くにプレゼントされたみたいで、大変気分の良い一日の締めくくりであった。

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ダイヤモンド富士のはずが -- 走水海岸にて

2020年04月06日 | 自然・アウトドア
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本日6日は計算上、横須賀市の走水海岸付近から眺めると、日没時のダイヤモンド富士が現れる日。

日の入りに合わせ、時間に余裕をもって出かけてみた。誰かと接近してしゃべる訳でもなく、アウトドアだからコロナの心配も無かろう。

場所は走水海岸の、伊勢町漁港の橋の上。海(東京湾)越しの撮影だ。

背後の高台にある、国道16号沿いの展望台の方が眺めは良いが、そちらは立派な機材を持った方々が集まっていたので、海上からコソコソ(笑)と狙ってみた。

幸い雲は無く、空は快晴。17時50分を過ぎて、いよいよ太陽が富士山頂に触れんばかりに落ちてきた。



おっと、山頂の平坦部分にドンピシャリとはいかなかった。



1秒毎、みるみるうちに富士山に沈み込む。



三分の二ほどが沈んだ。ダイヤモンドまでもう少し。



さあ、来るぞ、来るぞー。



いよいよ・・・・、あれ? ダイヤモンド富士にならないじゃん。



なんで~? レンズの光学的な問題? 焦点距離のせい?

少々残念な気持ちで、落日後の余韻を楽しんだ筆者でした。明日はたぶん、富士山を越えて右側(北斜面に)沈むんだよなあ。

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