ここしばらく続いた春の気配から、すっかり冬の装いに逆戻りな感じの今日です。寒い寒い。
久しぶりに雪化粧した伊吹山
午後になったら雨も上がるかなと思ったけど、相変わらず冷たい小糠雨がぱらついてます。これといった用事もないので、ひねもす巣ごもり状態でやんす。動かないからあまり腹も減らん。
夜の米原駅通いが続いたので、殊勝にも(?)今週はまだ飲み屋の暖簾をくぐってません。今夜あたり一杯やりに行きたい気分(こう寒くては、純米の熱燗なんかいいですねえ)だけど、これでは自転車にも乗れないしなあ・・・。
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例の「富士・はやぶさ」、連夜通った勢いというかやけくそというか、ここまで来たら最後も見届けてやろうと昨夜も行って参りました(笑い・・・自分で笑ってどうする)。でも流石に四日目ですから醒めた目線ですよ。
ラストランだけあって、到着時間が近づくにしたがってワンサカワンサカ人が集まってきました。最後は何人ぐらいに膨れ上がったのでしょう? 100名超? 三脚の数も凄い。2日前までの和やかな雰囲気が嘘のようです。
「こらーっ! 体が入り込んでるぞー! もっと下がれー!」「フラッシュ厳禁だぞー!」と怒号が飛び交い、撮り鉄ちゃん達も必死です。
所狭しと並べ立てられた三脚やら脚立やら。
フラッシュ厳禁だとか言ったって、一般の人には知ったこっちゃありません。つーか半数の人は恐らく「発光禁止モード」の設定さえ分からないでしょう。
やがて「富士・はやぶさ」がゆっくりと入線してきましたが、あらららら、停止位置を示す表示杭よりだいぶ手前に停車してしまいました。マジか? みんなアングルが狂ってしまい焦りまくりです。
てか停車前からすでに戦場。人のことを構うより自分のコンデジや携帯カメラに収めるのが至上命題。体のり出して撮りまくります、フラッシュ焚いて。もはやベストポイントに陣取った人じゃないと、まともな(頭に描いていた)写真は撮れませーん。
そんな喧騒の中、運転士交代も完了。ヘッドライトをハイビームにして間もなく発進。
ゴォォーと駆け抜けていく客車の中からとホームからとで、お互い手を振りながらお別れの挨拶をしてました。「ありがとー!」「お疲れさまでしたー!」
やがて車輪がレールを刻むカタタンカタタンという音も遠くに去りゆき、本日のお祭りは終了したのでした。
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私はかつて「彗星」と「みずほ」には乗車したことがあります。大人になってからも心のずーと隅っこで、いつかまた寝台列車で旅をしたいなあと思ってはいましたが、いつの間にかあれもこれも廃止になっていきました。残念ですねー。
青森駅や函館駅と直結していた青函連絡船なんかも、旅愁が感じられて良かったですね。上野・青森間は青春18きっぷや夜行急行(十和田、八甲田)を利用したけど相当に疲れたっけ。まあ、あの頃の風情を知っているだけでも幸せかな。
そうですか、そんな曰くのある機関車が最終便を牽引していったのですね。4時間遅れにもなるとその場ではイライラ感も募るでしょうが、そんなハプニングも後になれば思い出話の恰好のネタになりますから不思議です。