どうでもいい四百字 第二中間貯蔵施設

あってもなくてもいいもの。

どうでもいい四百字 2758

2020-07-26 20:00:54 | 時間の無駄
最前線は戦争状態にある。そう考えれば危うく納得しそうになるが、ここは冷静に判断したい。ブラジルのサンタカタリナ連邦大学で医療従事者のストレス軽減策として、マリファナ抽出成分を投与する臨床実験を8月から開始するそうである。我が国でもヒロポン(今風に言えばシャブ)とかが普通に流通していた時代もあるし、その正統な後継者が各種ドリンク剤だと思うので、発想としては似た様なものかも知れない。しかしその実験をいきなり医療従事者に対して行うのが如何にもブラジルである。実戦投入する気マンマンであり、あの国の最前線はそこまで切羽詰まっているのかと、そちらの方が心配になる。大麻解禁は欧米では一部容認されており、常習性も煙草よりマシと云う研究結果もある。それらを踏まえれば苦肉の策なのかも知れないが、多少ラリらないとやっていられないレベルにまで追い詰められている現場を改善する方法は、他にも有りそうに思えるのである。

どうでもいい四百字 2757

2020-07-25 19:46:26 | 時間の無駄
再利用出来るんだったら、それに越した事は無い。経産省と環境省が、プラスチック製品の廃棄物全般を資源区分とする新たなリサイクルの枠組みを作るらしい。現時点ではPETボトルや食品トレー等のみが分別されているが、その他の廃プラも纏めて回収出来る様にするとの事である。石油を輸入に全面依存している国の政府としてはマトモな発想だとは思うが、雑多に集められた廃プラを効率的に再生する技術が見つかった訳でも無さそうである。焼却炉が優秀なさいたま市では「丁寧に洗わないと再利用出来ない廃プラは水資源と時間の無駄なので燃えるゴミで出して下さい」と云う方針なのだが、今後どうするのかが注目される。何より現時点でも廃プラをただ燃やしている所は少なく、お湯を沸かしたり発電したりと活用はされているのである。下手に再資源化すればCO2排出量にも影響が出てこよう。エコ活動が自己目的化しない様に、うまく回る仕組みを作って欲しいのである。

どうでもいい四百字 2756

2020-07-24 18:27:18 | 時間の無駄
ニューノーマル大相撲を、毎日楽しく観戦している。まずは無事に千秋楽を迎えて欲しい。観客を入れての開催ではあるが、升席に一人ずつと云うのは絵面として寂しい。それ以上に残念なのが「声援を送れない」事である。座布団も投げられない工夫が施されているのかも知れないが、現時点では不明である。どんな熱戦でも声を上げる人は稀で、取組が終わってから拍手がさざ波の様に暫し流れるだけである。これはこれでお行儀は良いのだが、やっぱり力の入る相撲ならウォーだのワーだの叫びたいし、残念な内容ならアーと嘆息したい。土俵上で何が起きても拍手しか出来ないのでは、フラストレーションが溜まるだろう。声援が許されないなら代替手段を考えたい。「へぇ」ボタンをパクって「ワー」ボタンを各席に設置してはどうか。興奮した観衆が一斉に連打しまくっている光景は確かに異様であるが、ニューノーマルとはそうやって決まっていくものなのである(多分)。

どうでもいい四百字 2755

2020-07-23 18:50:43 | 時間の無駄
貴方は決して一人で生きている訳では無い。その事を多くの人に知ってもらいたい。まず挙げられるのが皮膚常在菌である。健康な人であれば1平方センチメートル当たり数十万から数百万の細菌が表皮に住み着いている。皮膚の面積は1.6平方メートル程度らしいので、単純計算でも数十億の命が体表で蠢いていると云う事になる。何となくむず痒くなってくるが、それは白癬菌が原因かも知れない。皮膚科の受診をお勧めしたい。それを遥かに凌駕するのが数百種類の細菌が共存する腸内フローラである。これも個人差が有る様だが、概ね100兆個が貴方の生活習慣に合わせて増えたり減ったりしながら暮らしているらしい。人は生まれながらにして豊饒な生態系を内に秘めているのであり、彼らの生殺与奪の権は貴方に委ねられている。生命の調和の不思議に思いを馳せ、自然の摂理に対する謙虚さを忘れない様にしたい。手当たり次第に殺菌消毒すれば良いってもんじゃないのである。

どうでもいい四百字 2754

2020-07-22 19:33:10 | 時間の無駄
後進の指導は難しい。技は盗め系の職人芸伝承方式は、技術革新の速い現代では非効率である。教育によって一定の基礎は習得してもらわねばならない。ただ座学で学べる事など高が知れており、先輩の指導の下、実戦を積ませるしかない。その際も試行錯誤させた方が最終的には地力が付くのだが、速成を目指すのであればある程度答えを教えながら進めるのも仕方ない事であろう。噛んで含める様なOJTは昭和世代には生温い様に見えるかも知れないが、3年経てばトレンドが変わっているのも珍しくないのがIT業界である。教える側も咀嚼しながらやらざるを得ないと云う事情もある。「噛んで含める」と云うのは離乳食の無い時代、親が口移しで食事を与えていたのに由来するが、虫歯菌は大人から伝染すると云う事が判明した現在、子育てでは禁忌とされる。我々の常識は日々更新されているのであり、後進に指導される方が効率的な場合も、少なからずある様に思えるのである。