ぐうたら里山記

兵庫の西の端でただのほんと田舎暮らしをしています。ぐうたらです。のん兵衛です。

半蔵門

2018年10月08日 18時34分48秒 | 本の中から
ある時ある朝、
皇居を歩いて1周したことがある。

皇居はどこも厳重、攻めることは不可能。
でも1っか所だけ無防備なところがあった
それが半蔵門。
他の門はみな橋で掛かっているのに、ここの門だけは土手。
門も小さく厳重ではない。

こんな門すぐに破れそうに思った。
でも「日本史の謎は地形で解ける」という本を読んで初めて分かった。
実は今では裏門みたいな雰囲気だけど、昔はこの門が正門だったのだ。
皇居の正門というとそれは誰でも思う、そう二重橋。
でも昔は違う。

メーンストリートに面したところが正門。
二重橋の先は当時は海しかなかった。
というわけで甲州街道に面した半蔵門が正門。
通りやすくするように橋でなく土手にした。
その代わり警備を厳重に、当時の警察や近親の大名や譜代大名の屋敷を配備した。

なるほどなるほど、納得。
今でもこの門を使うのは天皇陛下とか宮内庁の正式の使者とからしい。
門の前には今でも警視庁があるらしい。
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ナマケモノ

2018年10月08日 17時10分37秒 | 本の中から
「ホントにすごい!生き物図鑑 地球生物・生き方コレクション」という長い題名の本を読んでいる。
現代・過去の変わった生物の話がいろいろ書かれているけど、特に興味を持ったのは、全体の中ではたいして変わっていないナマケモノの話。
ナマケモノは本当に怠け者。
ナマケモノは一日20時間も寝て過ごす。
クマは冬眠するとはいえせいぜい冬の間だけ。
あとはあくせく動き回る。
ところがナマケモノは年中冬眠している。
そして一日の食事はというとなんと8グラム程度。
葉っぱ数枚、あるいは自分の体に生えた苔を食べる程度。
でも恒温動物は自分の体温を維持するためだけに本来不要なエネルギーを摂らないといけない。
ところがナマケモノはなんと逆進化、その怠け癖を維持するために変温動物になってしまった。
それで一日数枚の葉っぱで命を維持していけるのだ。
しかもその葉っぱを完全に消化するまでに1カ月もかかるらしい。

でもバカにしてはいけない。
ナマケモノはたま~~~に移動する時もあるのだ。
それなりに、ゆったりまったり・・・ではあるけど。
時速18メートル!
亀よりはるかに遅!!
それでもせいいっぱい急いでいるのだろうね。

このナマケモノの生態を知るにつけ、これこそ人類の最高に進化した姿ではないだろうか?
と思えてくる。
このナマケモノのようにみんなが暮らしたら現代の問題はすべて解決する。
地球温暖化も少子化対策も高齢者問題も年金問題もみんなみんな解決する。
みんながナマケモノになったらいい。
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