友だちに「近くに木彫家がいて、作品を見せてくれるが行かない?」と誘われた。
30歳前後のその人は、富山で親方について高校を卒業して8年間修行したそうだ。
兵庫県の会でグランプリを取った作品「秘密基地」は、かえるがじょうろで遊んでいる楽しくゆかいなものだ。
「かんがえる」も木で作った意志の上でかえるがかんがえているゆかいな作品だ。本物の石みたいだ。
折り紙で作る「折り鶴」ではなく、木で作った「折り鶴」が「彫り紙」だった。
今やっている仕事は、伊勢神宮から頼まれた来年の干支、「うさぎ」の一刀彫だ。
来年の正月には、伊勢郡宮に並ぶ。あと200体は作り、全部で500体作ることになっている。