恐怖のおはなし会があった。
20名ぐらいの子どもたちが、こわさを求めて聞いていた。
「むかしむかし、あるところに大きな池がありました。水草がしげっていて、コイやフナがたくさんいました。でも、どういうわけかその池で、釣りをする人は一人もいません。・・・」
「おいてけぼり」である。
次の「こわいおばけの話」が終わって、「こわかった人?」と聞いたら、だれ一人手をあげませんでした。「こわくなかった人?」と聞いたら、ほとんどの人が小さく手をあげました。
そうしたら、「今度はこわいよ。違う場所でやるからね」と懐中電灯を持ったお姉さんが言いました。
どうやら、真っ暗な部屋に入って行くようです。
さあ、何が始まるだろうか?