7/3 天国への道 第5話
その日ちょうどケイコは中庭にいた。
家主としゃべっていたのだ。
その時、2階の1室に少し前に入ったはずの男が近寄ってきた。
「お話し中に申し訳ありません。 この30日に出ていきますので。これ以上、ご迷惑・・・・」
男は言葉を濁し、頭を下げて去った。
部屋代無しで部屋を使わせてもらったのだろうか?
ここは空き部屋が多いから。
ケイコはなんとなくほっとした。
なんとなく、この男がここで起こる珍事に関与していたような気がした。
行き場のないホームレスみたいな男たち。
部屋を提供され、悪事に義理で手を貸す。
まともな人間ならそんなこと続けていけるはずがない。
その日ちょうどケイコは中庭にいた。
家主としゃべっていたのだ。
その時、2階の1室に少し前に入ったはずの男が近寄ってきた。
「お話し中に申し訳ありません。 この30日に出ていきますので。これ以上、ご迷惑・・・・」
男は言葉を濁し、頭を下げて去った。
部屋代無しで部屋を使わせてもらったのだろうか?
ここは空き部屋が多いから。
ケイコはなんとなくほっとした。
なんとなく、この男がここで起こる珍事に関与していたような気がした。
行き場のないホームレスみたいな男たち。
部屋を提供され、悪事に義理で手を貸す。
まともな人間ならそんなこと続けていけるはずがない。