雨の夜と下弦の月

毎日を静かに、穏やかに生きていきたいと思う日々。
そのわりにはジタバタと暮らすワタクシの毎日を綴っております。

定年後のお楽しみ。

2019-06-11 06:26:59 | books&magazine
おはようございます。

昨日の東京近郊の最高気温は17℃だったとかで、雨も本降りだったので寒い1日になりました。
帰り道の西武線の乗換駅は、冬だと電車を待つ間は寒風吹きすさぶという感じだけど、昨日も寒くて死にそうでした。
気温はそこまで下がってはいなかったと思いますが、雨がホームに降り込むので、傘をさしたくなりました。
今日は昨日よりは気温が上がるらしいけど、それでも最高気温は20℃だとか、梅雨寒は今日までのようです。

作家の田辺聖子さんが91歳で亡くなったという報道を聞き、大往生だったのかなと思ってしまいました。
昔は「カモカのおっちゃん」のエッセイシリーズなどをよく読んだ記憶があり、女性の中では好きな作家のひとりでした。
そういえば最近お名前を聞かないなぁと思っていたので、91歳という年齢を聞いて、静かな晩年だったのかと想像しています。
小説よりもエッセイを読んでいた記憶がありますが、古典の現代語訳もかなりこなしておられたようですね。
楽しいエッセイをありがとうございました。ご冥福をお祈りいたします。

ワタクシは、高校生の頃から古典が苦手で、日本語なのに訳さないと分からないというのが英語みたいだと思っていました。
コツコツと単語を覚えるというのが嫌いな高校生だったので、古典も英語も受験の時に死ぬほど苦労しました。
そのころにもう少し努力していれば、違う大学に進学して今頃は違った生活をしていたかもしれませんが、後悔先に立たず。
大人になってから、橋本治などの古典の現代語訳を読んで、やっと古典の面白さがわかるようになりました。
橋本治の「窯変源氏物語」は、結構必死に読みましたが、あれは正確に言うと源氏物語の翻訳とは少し違うらしい。
瀬戸内寂聴先生が訳された源氏も読みたいと思っていますが、今はその気力がなくて、定年後のお楽しみにする予定です。