雨の夜と下弦の月

毎日を静かに、穏やかに生きていきたいと思う日々。
そのわりにはジタバタと暮らすワタクシの毎日を綴っております。

根性なし。

2009-02-08 21:40:11 | …and so on
今日は風が強くて、体感温度の低い1日でしたね。
駅前の自転車がなぎ倒されていました。進入禁止のカラーコーンも。今日も何だか疲れてしまい、ブログをアップする根性がありませんでした。明日から、また真面目にアップする所存にて、今日はこの辺で。あ、そうそう「螺鈿迷宮」読み終わりました。その感想なども、ぼちぼち書いていこうと思っておりますので、なにとぞよろしくお願いいたします

ガーン。

2009-02-07 19:46:46 | …and so on
もう少しで今日のブログを書き終えるところだったのに、変なところをクリックしてしまい、全部消えてしまいました。本日は書き直す気力がありません。今日書いていたことは、機会があったらまた別の日に書き直します。ついてないときは、こういうものですね。読み始めたばかりの海堂尊著「螺鈿迷宮」の天馬大吉クンの気持ちが少しだけ分かる気がしました…。

サバイバル。

2009-02-06 18:53:11 | …and so on
今日は風が冷たい1日でした。帰宅途中、コートのフードがヒラヒラとなびきました。ワタクシのコートはかなり厚手のものなので、風でなびくというのはまずないのですが、今日はそれだけ風が強かったということでしょう。暦の上では立春も過ぎましたが、2月が一番寒い気がします。2月にかなりの雪が降ることも珍しくないですしね。ワタクシが初めて上京したのは今から20数年近く前の大学受験のときで、2月15日前後だったのですが、試験を受けている間はいいお天気だったのに、帰る日にかなりの雪が降ったことを思い出しました。九州育ちのワタクシ、地面に積もる雪というのが非常に珍しかったのを憶えています。受験当日(3校受けたのですが)に雪だったらめちゃくちゃにパニクったと思います。電車も動かなかったでしょう。そういう意味ではついていたなぁと今さらながら思っています。

仕事でバタバタしているうちに、節分も過ぎてしまっていました。もちろん、東北東を向いて恵方巻を丸かじりすることもなく、豆まきをするでもなく。お子さんのいる同僚などは豆まきをしたとのこと。子供が小さい頃は、できるだけその手の行事は忠実にやってあげたほうがいいですよね。わけは分からなくても、日本の伝統行事はおのずと体得できるというもの。文部科学省とか有識者が声高に叫ぶ「道徳」よりも、家庭で行う節分とかひな祭りとか節分の方が子供の心には確実に残る。家族揃って豆まきしたよなぁとか、雛人形を飾ったとかいうことのほうが情操教育には大事なことなのでは?と思います。お金をかければいいというものではないけれど、家族みんなで何かをやった思い出はとても大切なものですよね。今のお父様方は忙しすぎてそれどころではないのかもしれませんが。

昔書いたことがあると思うのだけど、土日にファミレスに行くとお母様方とお子ちゃまご一行様ばかりだったりする。あの風景を見るたびに、お父さんは一体どこで何をしているのかと、常々不思議に思っております。今は人員削減の嵐で、カイシャでサバイバル戦争を生き残ったお父さんたちには休日なんかないということなのかもしれません。どんどん経済状況が悪化する今日この頃、社会に出るとみんなライバルという状況でもありますからね。家族を養うために身を粉にして働くお父さんたちには、ただただ頭が下がります。でも、だからこそ家族みんなで何かをやる時間を作ることも必要なのではと思ったりするのでした。




ストレス発散。

2009-02-05 19:25:23 | …and so on
今日は休暇申請をして、有楽町に髪を切りに行ってきました。相変わらず占有面積を拡大し続けているワタクシの白髪ですが、真っ白になるまでにはあと10年や15年はかかるらしい。それまではカラーリングをし続けないといけないようです。中途半端に白いのは見苦しいけど、いっそのこと真っ白になってしまえば、草笛光子さんとか佐伯チズさんみたいにアレンジのしようもあるし、それはそれで潔いと思っているのだけど、なかなか道程は険しいです。総白髪になったらすっごいベリーショートにしたいと思っております。かっこいいお婆ちゃんだと思いませんか?それまでにはダイエットも頑張って、スリムで、デニムの似合うお婆ちゃんっていうのに憧れているのですが。年取って細いと鶏がらみたいに見えなくもないので、バランスはかなり難しいんですけどね。

んで、帰りに有楽町駅前の無印良品に寄って、久しぶりに服を買いました。冬物が半額近くになっていたので、これからまだまだ活躍しそうなセーターとか買ってきました。よく考えると、巷ではバーゲンセールはとうの昔に終わってるんですよね。最近、服を買うということがあまりなくなっていたので、バーゲンの季節なんて忘れていました。若い頃は、お正月が明けるといてもたってもいられないぐらいバーゲンに通ったものですが、年とともに、あの人混みの中にいるのが苦痛で、バーゲン会場なんて避けるようになりましたからね。必要な服は、仕方ないのでシーズンに入った時に、馬鹿馬鹿しいと思いつつ定価で買うことが増えました。人混みに行くよりはましかなぁと。

なので、今日の無印有楽町店もバーゲンも終わった後の売れ残り感は漂っていましたが、久々にそういうところに行ったので、ちょっとだけ昔の血が騒ぎました。昔から、買い物でストレスを発散するタイプではあるんですね。服を買うと気分がすっとする。全くもって経済的ではないストレス発散の方法だとは思いますが、今日は3万円なら3万円は使っていい、と自分に言い聞かせて買い物をするのはなかなか爽快な気分です。一応上限は決めるので、買い物依存症にはならずに済んではいると思うのですが、どうでしょうか?毎晩アルコールで憂さを晴らすよりはいいかなぁと、自分では思っています。髪の毛もまた短くしてしまいました。これで風邪を引かないよう、気をつけないといけませんね。

自業自得。

2009-02-04 19:00:56 | works
今日もあちらとこちらの話の交通整理をして1日が終わりました。難しい専門用語が飛び交う中で、何で自分がこの話の中に入っているんだろうと、我ながら猛烈に素朴な疑問に襲われました。話が分かる人同士で確認すれば、たぶん30分ぐらいで済む話であるということは分かるのですが、あちらとこちらの話の分かる人を探し出すのに手間どっております。5つぐらいの組織間で話を詰めなければならず、みんなを同じテーブルに載せるだけでもかなり苦労しそうです。ワタクシがいなくても大勢に影響はないと思うのですが、そういって逃げるわけにもいかないのがつらいところです。こういう話しをするっと逃げられる人というのも存在するのですが、ワタクシは不器用ゆえに何だかんだと調整させられています。要するに逃げ方が下手なんですよね。

逃げ方がうまいとか、良い意味で要領のいい人は、できないことはできないとはっきり言えるんですよね。それで、周りも巻き込んで仕事ができる。決して自分ひとりで背負い込んだりせずに、できそうな人をうまく使える。部下を上手に育てられる人というのは、大抵そういうことが苦もなくできているように見える。もちろん、彼なり彼女なりは気配り目配り怠りなく、誰かが悩み始めると、そっと、でも的確に助言できてたりする。ワタクシ、そういう人に本当に憧れていて、そういう仕事のしかたを目指してもいるのですが、気がつくと、なぜか仕事を背負い込んでいたりする。要するに人に物を頼むのがものすごく苦手なんですよね。ついつい、自分でやっちゃった方が早いと思ってしまう。

部下というか、若い人を育てなければいけない年代になってきて、人を育てることの難しさを痛感する今日この頃。自分でやった方が早いと思っているうちは、若い人を育てるのはかなり難しいと思います。長期的スパンに立って、俯瞰で物事を眺めるというのが必要なのですが、ワタクシは気が短いので、なかなか長期的スパンに立てないでいます。んで、嫌だ嫌だと思いつつ、あちらとこちらの交通整理をやる羽目になっている。ある意味、自業自得と言えなくもないわけです。はぁー。このバタバタは3月の下旬ぐらいまで続くらしい。誰か、ワタクシを南の島に連れて行ってくれる奇特な方は…いないですよね。

伝言ゲーム。

2009-02-03 18:45:56 | works
今日の午後から、また苦手な調整業務が始まりました。ワタクシ、本当に人と人の間に立つ仕事というのは苦手なんですね。仕事の内容上、かなりの頻度でこの調整という仕事があるのだけど、できればワタクシを通さずに話を進めていただけないものかと真剣に思う今日この頃。又聞きの又聞きで言った言わない、そんなこと言ってない、そんなこと聞いてないなどなど。あー、自分たちで直接話をつけてくれ!と怒鳴りたくなるのをぐっと堪え、じゃあ一番分かり易い言い方はどういうものなんだろうとか考えるだけでげんなりします。本当は関係者全員が集まって、せーので言いたいこと、聞きたい事を確認するのが一番手っ取り早いんですけどね。みんながてんでばらばらなところにいるので、私のセクションがあちらの話をこちらに…という交通整理をしなければならず。こういう仕事って本当にヨレヨレします。

自分に理解できる話の交通整理ならともかく、エンジニアの話を事務屋が間に入って交通整理をする羽目になっているので、よけいに訳が分からない。こういうのはエンジニア同士でお話してもらえればなんでもないことだと思うんですが、組織というのは融通が利かない。うちの組織は特に融通が利かないのだけど、伝言ゲームみたいになってしまって、最初に言った人の真意が最後には分からなくなっている、に近いものがあります。ワタクシの固い頭では理解できない技術の話をきちんと伝えろ…と言われてもねぇ。しまいには、この案件は誰に話せばすんなり通るのか、探して連れて来いという話になって。今抱えている案件は、違う組織の人を何重にも通らないと答えは出てこないんだけど、よその組織の人にご足労願えるほどワタクシは偉くない。本当に頭痛がします。

最終的には、よその組織の人でも何でもいいから連れて来て説明しないと話が先に進まない。その調整をやるのもワタクシだったりして。はぁー、めんどくさい。個人的には話が先に進まなくても痛くもかゆくもないのだけど、組織としてはそうも言ってられないですからね。エンジニアさんって、やっぱり基本は職人かたぎの人が多いので、納得しないと仕事してくれなかったりするんですよね。そんなのどうでもいいじゃん…というわけにはいかない。それはそれでいいから、伝言ゲームは止めて話が分かる人同士で確認していただければ結構なんですけど。この類の仕事ってめちゃくちゃに疲れます。南の島に逃亡したいと思うのですが、やっぱり世の中そんなに甘くはないということのようですね

PowerPoint。

2009-02-02 18:43:56 | works
月曜日の朝は、相変わらず行くあてのない会議が続いています。今朝も、まず会議室を温め、プロジェクターをセッティングするところから1日が始まりました。最近、うちのおぢさんたちの間にPowerPointでのプレゼンというのがようやく浸透し始めまして、流行りものに弱いおぢさんが我先にPowerPointを使いたがります。事務方としては、自分で資料を作ってくれるならそれに越したことはないので、幾分かは仕事が楽になったかもしれません。昔みたいに1から10まで事務方が資料を作らなくてもよくなったのは、大きな進歩です。もちろん、まだまだPowerPointって何?というおぢさんもいますから、資料を作らされることも多いんですけどね。そういう方々はお辞めになるまであと数年という場合が多いので、あと5年後ぐらいにはプレゼンはPowerPointが当たり前になるのでしょうが。

が、PowerPointでプレゼンするにしても、配布資料はあくまでも紙で、なのです。6画面をA41枚ぐらいに収めているので、紙の節約にはなっているんですけど。できればそろそろ紙の配布はしないという人が出てこないかなぁと期待してはいるのですが、そこまでの道程はまだまだ険しいようです。欲しい人はデータを送ってもらえばいいだけの話だと思うんですが、紙がなくなるのは恐怖だと思っているおぢさんたちの壁は厚い。うちのカイシャ自体が旧態依然の意識しかないから、仕方ないといえば仕方ないんですけどね。個人的に、金曜日の午後に人数分の資料をコピーする作業が、紙の無駄だし虚しいなぁと思っているだけの話なんですけどね。

虚しいといえば、やっている会議そのものが一番虚しかったりするので。今日なんか、エライ人がお疲れだったらしく大あくびなさってましたからね。エライ人が、一言「もうこの会議止めようよ」って言ってくれればとっとと止められるんだけどなぁ。5週間連続して月曜日のあさいちで会議をするわけですが、今日でやっと3回終わりました。会議中、ワタクシの頭の中はゴスペラーズの「ミモザ」とスタレビの「トワイライト・アヴェニュー」が交互に鳴り響いていました。恐るべしYouTubeという感じです。まだあと2回、来週と再来週も月曜日のあさいちで会議室を温めなければなりません。考えようによっては、こういうことをしててお給料がいただけてるんだから、本当にいい身分ではあると思います。文句を言ってたら罰が当たりそうですね。

邪宗門。

2009-02-01 14:53:26 | books&magazine
ワタクシ、本を読むことと音楽を聴くことが趣味なのですが、どちらも好みがかなり、相当に偏っております。基本的に男性作家しか読まないし、男性ボーカルしか聴きません。女性作家を読むとしてもかなり偏っていて、最近は江國香織しか読んだことがない。女性ボーカルに至ってはいつ買ったきりだろうという感じなのです。誰を買ったのが最後だったかすら覚えていないぐらいです。ユーミンとか竹内まりやにも食指は全く動きません。この偏りは今に始まったことではなく、読書と音楽鑑賞を趣味だと思った時点で、その傾向は出ていたような気がします。学生時代は、今でも一番本を読み、音楽を聴いて時代だと思うのだけど、その頃読んでいたのが庄司薫、高橋和巳、それから意地で読んでいた埴谷雄高など。今では信じられないぐらい難しい本を読んでいましたが、女性作家はほとんど読んでいないんですね。

高橋和巳の「邪宗門」は、これまでに読んだ全ての本の中でベスト5に入ります。今読めるかといわれると、たぶんNoなんですけどね。高橋和巳の他の本は難しくて読んでも全く頭に残らなかったけれど、「邪宗門」だけはちょっと人間臭いというか、他の本と比べるととっつき易かった記憶があります。オウム真理教が世間を騒がせた頃、この本のことを思い出しました。社会も時代背景も全く違いますが、信じるものは救われるのか?というのをこの本で考えさせられたからかもしれません。教祖と呼ばれる人間の考え方一つで、信者は革命を志す羽目になってしまうところなどは、オウム真理教も同じなんじゃないかと思わされました。信者は教祖を信じて行動したがために、世間から弾圧されることになる。じゃあ、宗教って一体なんだろうと、この本を読んだ頃は考えたものです。若かったから考える暇はいくらでもあったんでしょうね。

その頃から比べると、今は読書してものを考える根性が全くなくなりました。何にも考えたくないからミステリーを読んでたりするし。ただ、昔そういうかなり難解な本を、字面を追うだけでも頑張ったので、本を読む速度はかなり速いと思います。普通の250ページぐらいの文庫本なら2時間ぐらいで読めます。実家の母に、「そんなに早く読むのはもったいない」といわれるのですが、こればかりは仕方ないと思っています。ベスト5にあと4冊挙げろといわれたら、「ノルウェイの森」「宗教なんかこわくない」は当確なんですけどね。あとの2冊はかなり流動的です。若い頃に影響を受けた本が入るのは仕方ないけど、最近、難しい本は頭が全く受付けない。若い頃は多少背伸びをしても難しい本を読んでみた方がいいと思います。若い方々は頑張ってくださいませ。

木蘭の涙。

2009-02-01 09:38:48 | music
YouTubeネタをもう一つ。
スターダストレビューの「木蘭の涙」をご存じでしょうか?ちょっと前に石田ゆり子のニッカウィスキーのCMに使われていたので、サビだけは聞いたことがあるという方も多いのではないかと思います。昨日から、突然YouTubeにハマってしまったワタクシ、ゴスペラーズがスタレビのアカペラがお手本だったといったらしいというのをウィキペディア読みました。で、スタレビといえば「木蘭の涙」だなぁと思い、YouTubeで聴いていたのです。ワタクシが見たのはスタレビwith葉加瀬太郎の「木蘭の涙」なのですが、いまいち音質が良くないのは残念でした。ところが、それを差し引いても何だか違和感が残るのです。ん?と思ってしばらく考えていたら、ワタクシ、この歌を聴きこんだのはスタレビではなくて、佐藤竹善withコブクロのカバーバージョンだったのです。

なので、ボーカルが根本さんだとちょっとウェットに聴こえてしまった次第。オリジナルはもちろんこちらなんですけどね。昔、一時期スタレビに夢中になってた頃があって、その時も根本さんがリードボーカルの歌よりも、今は脱退してしまった三谷さんがリードボーカルの歌の方が好きだったのを思い出しました。もちろん、根本要あってのスタレビだし、「トワイライト・アヴェニュー」とか「今夜だけきっと」とか大好きなんですが。スタレビに夢中になってたのは20年も昔で、まだ根本さんも若かったんだよなぁと思ってしまいます。っていうか、30年近くもグループとしてきちんと存続してるのは、あとはTHE ALFEEぐらいだと思うので、この2つのグループはやっぱりすごいですね。

FMかなんかで佐藤竹善withコブクロの「木蘭の涙」を聴いて、その頃は、コブクロが今ほど有名じゃない頃ではあったので、歌のうまい人たちだなぁと思ってCDを買いに走ったのを憶えています。スタレビのオリジナルもうっすらと記憶にあったかもしれないけど、ワタクシ的にはカバーバージョンの方がしっくりきたというか。「木蘭の涙」自体は、他の人たちもカバーしてるみたいだし、ミュージックフェア21とかで、いろんなユニットで歌ってるのを聴いています。元歌がいいと、どんな化け方をしてもおかしくないという見本のような歌です。さすがに、ゴスペラーズが一目置くグループの歌だと思ったのでした。