酔いどれコンサル 中小企業診断士・中原央のブログ

舌癌と心筋梗塞を経験した日本酒大好きな経営コンサルタント 横浜の中小企業診断士 中原央が徒然につづります。

純米吟醸 無濾過生原酒 姿

2010-12-31 13:35:57 | お酒の紹介
横浜の中小企業診断士 中原央です。

今日の横浜は朝からいいお天気です。お昼ごろに少し風が吹きましたが今はやんでいて、穏やかな陽気になっています。
関東平野以外は大荒れのようですね。気をつけてお過ごしください。

ところで今年1年を漢字一文字で表すと「暑」でしたね。確かにこれまでにない猛暑続きの夏は記憶に残ることでしょう。
我が国は高齢化が進んでいる、つまりは高齢者が生きていけるというのを標榜していた日本社会。所在の分からない高齢者問題が表面化しました。特に問題となったのは家族が亡くなっていたにもかかわらず、その届をせずに、支給される年金を着服していた人が少なからずいたということです。
しかも白骨化したご遺体をそのまま放置していた、あきれた感覚の人がいたというのはあまりにもあさましいと感じてしまいました。

また日本経済もデフレから抜け出せず、総所得が下がる中で、大手企業は200兆円以上も内部留保を持ち、しかもこの1年で20兆円以上もその金額を増やしている、所得の配分を行わないという行動原理が、わが国企業の姿を現していると言えるでしょう。
検察の不祥事、外交力の体たらくさ、こういったことも含め、ある意味で、日本社会の本質的な姿が見えてきた1年ではなかったかと思います。

さてそんなこんなで今日は今年最後のお酒の紹介です。
栃木県上都賀郡西方町 飯沼銘醸 「純米吟醸 無濾過生原酒 姿」です。


純米吟醸 無濾過生原酒 姿  酒米:五百万石


お酒自体に白っぽい、ややくすんだ濁りが見えます。無濾過ということで、澱が少し混ざっているのでしょう。
しかしそこから立ち上がる香りはとても果実感に富んでいて、お酒のうまさを期待させてくれます。

口当たりは柔らかく、含み香や味そのものにも濁りはありません。しかもほんのかすかに酸味を感じ、それが全体的に絶妙な味のバランスの良さを表現しています。
ふわ~っと広がる心地よい風味にいかれてしまいます。

酒質は意外と強めで、しっかりと醸されているという印象です。しっかりとした味の主張があり、うまさが伝わってきます。

飯沼銘醸
http://www.cc9.ne.jp/~suginamiki/