今日の銀河
前回のハッピーの懐かしい思い出話しに続き、ウォルターのことも記そうと思います。
ウォルターと出逢ったのは1991年9月のこと。
氏神さんの駐車場にシェルティが居るのに気づきました。
人懐こい笑顔のワンコで一体どうしたのだろう?どうして此処にいるのだろう?と訝しく思いました。
翌日もそこにいました。翌々日も・・・
放っておけないと思いました。
一緒にいた母にワンコを見ていてもらい、保護するためのロープを取りに家に戻り(当時、実家では7年間ほどワンコ不在でリードや首輪など一切なかったのです)その子にロープをつけて連れ帰りました。
大人しくロープをつけさせ、トコトコと静かに並んで歩く様子が印象的でした。
連れ帰ったものの、さてどうしたものか?
まず、警察に電話して迷い犬の届けをしました。
保健所にも連絡を入れました。
電話帳から近辺の動物病院を調べて片っ端から電話し、迷い犬を探している飼い主さんがいないかを尋ねました。
そして、飼い主が現れるのを待ちました。
その間に前のワンコがお世話になっていた動物病院にその子を連れて行って診ていただき、推定10歳以上で歯の様子からヒトのお菓子等を食べさせられていただろう、と。
長い被毛がボロ布のようになっていたので美容院でキレイキレイしてもらいました。
美容院から戻ったばかりのウォルター(撮影:1991年9月11日)
さて。
一週間経ってもどこからも誰からも何の連絡もありませんでした。
ご近所の方からは、私が初めてウォルターのことに気づいた数日前からあそこにいたよ、と言われました ( ;∀;)
どこからか車で神社の駐車場に連れて来られ、車から降ろされ、飼い主はそのまま去って行ってしまったのでしょうか?
私たちが連れ帰るまでご飯など食べていなかったのでしょうか?
不憫でたまりませんでした。
家で引き取ることにして、ウォルターと名付けました。
同
ウォルターは大人しくて穏やかな良い子ですぐに馴染みました。
でも、家族以外には誰にも心を開きませんでした。
ウォルターを見に来て無造作に手を出した方には噛み付く始末 (@_@)
お散歩していて声をかけられ、可愛いね〜と言われても、そっぽ向いていました。
ホント、見事に知らんぷり(苦笑)
ヒトを信用していないようでした・・・
母と私に対しては最初から笑顔、苦もなく連れ帰ることができたのは、ウォルターの選択だったように思います。
ハッピーと(1992年4月)
引き取って1年半くらい経ったある日、ウォルターが発作を起こしてグッタリしました。
往診をお願いして診ていただくと心筋梗塞だと。
お薬で快復しましたが、以降は、お散歩に行っても少し歩くとへたり込むようになりました。
ほんのちょっとのお散歩のあとは庭で自由に過ごし、時々訪れるハッピーとも仲良く触れ合い、穏やかに余生を過ごしていたウォルター。
1993年12月8日の朝方に静かにお空に旅立ちました。
ハッピーを舐め回す (^_^;)(同)
今でも思います。
飼い主に置き去りにされたウォルターの犬生は幸せだったのでしょうか。
私はウォルターの心に空いた穴を少しは塞ぐことができたのでしょうか。
3年3か月一緒に暮らしただけだったけれど、ウォルターも私にとっては忘れられない大切な懐かしいワンコです。
また会いたいと心から願います。
ウォルターのオモシロエピソードをご紹介。
知らないヒトには知らんぷりのウォルターがたまに反応して吠えることがありました。
対象は、顔が白い人と頭が白いヒトでした (@_@)
近所のおばさんでお顔を白塗りしている方や白髪の方には必ず吠えてました。
シニアで視力の衰えたワンコには「白」は異様に見えたのかしら?
自分がワンコに吠えられる場合、白塗りし過ぎていないかチェックが必要かもしれないと思いましたヨ(笑)
ラストは銀ちゃんのだらけた寝顔でごきげんよう〜!
「zzzzz」(撮影:6月1日)
銀ちゃん、当たり前だけど、お父さんもお姉ちゃんもどんなことがあっても決して銀ちゃんを置き去りになんかしないよ。
ずっとずっと一緒にいようね!